Led Zeppelin

CD Charlotte 1972 (2CD)

Charlotte 1972 (2CD)

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    kentaroh  |  新潟県  |  不明  |  2023年05月14日

    数十年前に聴いていた海賊盤LPってこんな雰囲気だったと、一聴懐かしく思った。といっても、その頃細々と流通したオーディエンス録音海賊盤の標準的な音質に比較すれば、このCDはずっとよいほうだ。中の解説にはCD初出ながら、当夜のプロすべてを収めたのはこれが初めてとある。マイクは観客の中にセットされていたようで、歓声や拍手などまるで会場にいるようでその分ステージはやや遠く感じる。FM broardcast recordingと記載されているが、エアチェック音源なのかな。音質は万全ではない、モノラルだ。でもこの臨場感、最高だ。バンドもBlack Dogあたりから俄然調子が上がり、豪華な定番セットリストが絶頂期の演奏で楽しめる。 では、なぜ★四つか。やはりスタジオワークで「作りこまれた」正規のライヴアルバムのつもりで聴くと、音質や「商品としての」完成度について期待外れでガクッと来る人もいるだろうから。正規盤と同じようなものを望む人は避けた方がいい。 しかし、オールドファンの皆さん、むかし海賊盤を正規盤の何倍ものお金を出してでも買って、音が悪いのに苦笑いしながら(やられた、と顔を引きつらせながら)、今の若者にはわからないと思うが、地下流通品の「ビ○ール本」のように、禁制品をこっそり楽しむことを知っている方には、往時を懐かしみその頃は聴くことの叶わなかった「レッド・ツェッペリン」をたっぷり2時間強楽しめる、素晴らしいではないですか、ここまで読んで書いてあることの意味が解ってくださる方には、最高のプレゼントだ。 こういうオーディエンス録音のようなライヴは、近所や家族の迷惑にならないに時に、むしろ大きめの音量で楽しみたい。同好の士とビールでも飲みながらなら、一層楽しいだろう。しかしそれを最高と思う仲間同士というのは、おそらく初老以上の集まり、懐旧の念措く能わざるも、よき時代の遠くなったことに一抹の寂しさも禁じ得ない。 最後に、解説に印刷された当時のポスターによればチケットは5ドルから6ドルまで三段階、ベトナム戦争最中のアメリカ、これが高かったのか安かったのか、私にはわからない。

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