コンヴィチュニー、オペラを超えるオペラ
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un portrait | 東京都 | 不明 | 2007年04月19日
許氏の専門はドイツ文学だから、こういうところが本領発揮なのだろう。つまり、音楽そのものに関する評とは違って、プロとしての手腕を発揮したものが書ける(笑)ブレヒトに関する説明なんかもあって、彼のこの手の文章らしく啓蒙的。許光俊は胡散臭いCD評だけだと思っている向きは、これを読んでみるといい。満点にはしないのは、わかりやすくお話を作るために単純化しすぎているから。実際にDVDで観て確認できるコンヴィチュニーの《魔弾の射手》など正直言って少々呆れたが、尤も素人向けの本ということでそれも仕方ないのかもしれない。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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シアリル | 金沢市 | 不明 | 2006年12月28日
点数が低いのでびっくり。こんなに知的スリルに満ちた本も珍しいと思うのに。それとも、私が感心したことって、世間では常識なので、これに感激するような人は遅れてるだけということなのかしら。「ローエングリン」の項を読んでお金の見方が変わった、とか「ドン・ジョバンニ」の項は、今まで何度となく言われていることのはずなのに新鮮に感じられるので驚いた、とか。私はオペラを生で見たことは一度もないけれど、写真や解説を読めば十分舞台を想像して楽しむことができる。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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