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沼野雄司

本 現代音楽史 闘争しつづける芸術のゆくえ 中公新書

現代音楽史 闘争しつづける芸術のゆくえ 中公新書

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    Tan2  |  神奈川県  |  不明  |  2021年04月09日

     このところ、いわゆるクラシック音楽の中の「現代音楽」に関する本がいくつか出ている。20世紀、特に20世紀後半以降のクラシック音楽は、一般人には近寄りがたい「専門家」だけの領域であった。この本は、「あとがき」に書かれているように、「類書がほとんどない」「現代音楽の世界が十分に知られていない」ことから一般向けにかかれたもので、新書の形態なので確かにとっつきやすい。  しかし、書かれていることは「音楽を文字で説明する」もので、「主流、中心的」な幹の部分と、やや些末な枝の部分とがうまく整理されていないこともあり、やはり「現代音楽の全体像」「全体の流れ」を把握するにはなかなか至らない。この本を道しるべに、自分で少しずつ実際の音楽を聴いて行かないことには、結局目先は開けてこないようだ。  とはいっても、これまでほとんど何もないところに与えられた「道しるべ」であることは間違いなので、この方面に興味のある方は一読して「現代音楽」の領域に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

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