『ウィーン奇想曲 〜クライスラー愛奏曲集』 ミッシャ・エルマン(Vn)、ジョセフ・シーガー(P)(アナログレコード)
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ゲゲゲアサ | 神奈川県 | 不明 | 2021年06月27日
1921年、1937年、1955年とエルマンは三度来日しているらしいが、1948年生まれの私はとても聞くチャンスなどはもちろん無い。おそらく日比谷公会堂あたりでの演奏会であったのであろう。クライスラーの作品もプログラムに上っていたであろう。これらは全て推測の域を出ていない。しかし、このクライスラー愛奏曲集を聴いていると往年のエルマンの演奏が蘇ってくる。LPには不思議な再生能力がある。音楽とともに映像が蘇ってくる。毎週日曜日に、竹針でSPを父親からハイフェッツのチゴイネルワイゼンを聞かされていた映像もダブって蘇る。それがこうじて、クラシック音楽を生業とする仕事についてNHKの音楽セクションで40年近くを過ごした。ベルリンからの衛星生中継のプロヂューサーも勤めた。今思えば、エルマンの演奏は懐かしい幼少期の映像と妙に一致する。最近LPが復活している理由の一つが再発見されたように思える。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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