トップ > 音楽CD・DVD > クラシック > シューマン、ロベルト(1810-1856) > 交響曲全集 セル&クリーヴランド管弦楽団(2CD)

シューマン、ロベルト(1810-1856)

CD 交響曲全集 セル&クリーヴランド管弦楽団(2CD)

交響曲全集 セル&クリーヴランド管弦楽団(2CD)

商品ユーザレビュー

  • ★★★★★ 
    (17 件)
  • ★★★★☆ 
    (2 件)
  • ★★★☆☆ 
    (0 件)
  • ★★☆☆☆ 
    (0 件)
  • ★☆☆☆☆ 
    (0 件)

レビューを書いてみませんか?

レビューを書く

検索結果:19件中1件から15件まで表示

  • ★★★★★ 

    盤鬼hmv12  |  福岡県  |  不明  |  2012年08月01日

    先日スイトナー/ベルリン響(Denon)の評を記入したばかりだが、当盤もどうしても外せないCDである。当初’58〜’60の収録と知って驚いたが、元々センスの良いBEにより丁寧な記録が成されていたのと、これまた美的センスに秀でたエンジニアによるミックスダウン&リマスタリングが功を奏した結果となったようだ。なかなか実体感の在る音で各パートも良く聴き取れる。前述のスイトナーとは録音手法が全く違うようで、このSony盤は会場の前席に詰めて聴いている感じ、音像は比較的近めである。両者とも重厚でマッシヴなのだが、Denon盤のほうがone-point的で程々の距離を取っているためか間接音もやや多めで、会場後席で聴いている感じである。それ故、当Sony盤ではセルの透徹した棒捌きと一糸乱れぬアンサンブルのオケが素晴らしい反応を見せる妙技が堪能でき、こちらの方が一般受けは格段に良いだろうと思う。それにしても飽かずに聴き続けてきたものだ。こういうものを名盤と呼ぶに異を唱える御仁はまず居ないだろう。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    淳メーカー  |  愛知県  |  不明  |  2012年01月15日

    クラシックを聴き始めた40年ほど前、セル&クリーヴランドにつく形容。完璧なアンサンブル、冷徹、厳格。評論家の言葉に対して、斜に構えていた私は、この盤で自分の正当性を証明出来たと満足した懐かしい名盤です。勿論アンサンブルは素晴らしいですが、演奏からは人間味を感じ取ることが出来ますね。他にも愛聴盤の多いシューマンですが、私にとってベストはやはりセル盤です。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年08月06日

    セル&クリーヴランド管弦楽団の演奏は、「セルの楽器」との称されるように、オーケストラの各楽器セクションが一つの楽器のように響くという精緻なアンサンブルを誇っていた。したがって、その演奏の精密な完璧さという意味では比類のないものであったと言えるが、その反面、1980年代半ば以前のショルティの多くの演奏のように呼吸の浅い浅薄さには陥っていないものの、いささか血の通っていないメカニックな響きや、凝縮化の度合いが過ぎることに起因するスケールの小ささなど、様々な欠点が散見されることは否めないところだ。もっとも、1960年代後半になりセルも晩年に差し掛かると、クリーヴランド管弦楽団の各団員にもある種の自由を与えるなど、より柔軟性のある演奏を心掛けるようになり、前述のような欠点が解消された味わい深い名演を成し遂げるようになるのであるが、本演奏が行われた当時は、一般的には晩年の円熟とは程遠い演奏を繰り広げていたと言える。ただ、そのようなセルも、シューマンとドヴォルザークの交響曲に関しては、これらの楽曲への深い愛着にも起因すると思われるが、晩年の円熟の芸風に連なるような比較的柔軟性のある演奏を行っていたと言えるのではないだろうか。本シューマンの交響曲全集における各交響曲や「マンフレッド」序曲の演奏においても、いわゆる「セルの楽器」の面目躍如とも言うべき精緻なアンサンブルを駆使して極めて引き締まった演奏を展開しているが、いささかもメカニックな血も涙もない演奏には陥っておらず、各フレーズの端々から滲み出してくる滋味豊かな情感には抗し難い魅力に満ち溢れていると言える。また、格調の高さにおいても比類のないものがあり、いい意味での知情バランスのとれた素晴らしい名演に仕上がっていると高く評価したい。セル独自の改訂もいささかの違和感を感じさせない見事なものであると言える。もっとも、第1番はクレンペラー&フィルハーモニア管による演奏(1966年)、第2番はシノーポリ&ウィーン・フィルによる演奏(1983年)、第3番はシューリヒト&パリ音楽院管による演奏(1953年)又はジュリーニ&ロサンゼルス・フィルによる演奏(1980年)、第4番はフルトヴェングラー&ベルリン・フィルによる演奏(1953年)、「マンフレッド」序曲はフルトヴェングラー&ベルリン・フィルによる演奏(1949年)がそれぞれベストの名演であり、本演奏は名演ではあるもののそれぞれの楽曲演奏史上最高の名演とは言い難いが、シューマンの交響曲全集として見た場合においては、サヴァリッシュ&ドレスデン国立管(1972年)やバーンスタイン&ウィーン・フィル(1984、1985年)による全集と同様に、最大公約数的には極めて優れた名全集と評価するのにいささかの躊躇をするものではない。録音は今から50年以上も前のものであり、本従来盤は必ずしも良好な音質とは言い難いと言えるが、シングルレイヤーによるSACD化によって見違えるような鮮明な音質に生まれ変わった。数年前にBlu-spec-CD盤も発売され、それもなかなかの高音質ではあるが、SACD盤には到底敵し得ないところだ。SACD盤は現在では入手難であるが、セルによる素晴らしい名演でもあり、是非とも再発売をしていただくことをこの場を借りて強く望んでおきたい。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    futa  |  愛媛県  |  不明  |  2010年12月13日

    精緻にして流麗。ここまできたら善悪ではなく好き嫌いだけの問題。私は大好き。シューマンの交響曲はどうも居心地が悪く,掴み所がハッキリしない印象でしたが,セルはこの暴れ犬の急所を的確に押さえていて,分かり易く聴かせてくれる秘技を会得していたかのよう。録音もよく,以前は聴き取れなかったような音まで鳴っているようで感激です。しかし凄い演奏録音を残しているものですね〜。セルとクリーヴランド管及び録音スタッフの方々に感謝です。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    オロロ畑のスナフキン  |  愛知県  |  不明  |  2009年11月21日

    皆様のレビュー通り,キリリと引き締まっていて,それでいて切れば血の出る名演.セルはベートーヴェンもブラームスもモーツァルトも滅茶苦茶よいが,シューマンもよい.私は曲も好きな4番をよく聴く.

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    音と光  |  東京  |  不明  |  2009年04月04日

    以前はサヴァリッシュ&シュターツカペレ・ドレスデンを聞いていましたが、ここ数年は春先になるとこれをよく聞くようになっています。春霞のような感じもいいのですが、クリアな響きが目の前で展開されるようなセルの全集の方が今は良い感じです。リヒャルト・シュトラウスの教えを受け、 カラヤンへも影響を与え続けたといわれる彼の最良の1枚(2枚ですが)。惚れ惚れする合奏で、2番もいいので、シューマンでは最良の演奏だと思います。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    onllon  |  canada  |  不明  |  2007年11月18日

    LPや国内版のCDとは音質が違う.今までのあの音はなんだったんだろう..

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    仁平  |  京都府  |  不明  |  2007年08月07日

    セルの改訂には、確かにマーラーのアイデアを取り入れてるんじゃ?と思う部分もありますが、「マーラー改訂版」じゃありません。誰でもわかる大きな相違点は、「春」の序奏です。マーラー版ではシューマンの自筆稿(スウィトナーが録音しています)同様、3度低く開始されます。つまり短調になっていますが、セルは現行版と同じく長調で開始しています。この一点をとってもセル盤が「マーラー改訂版使用」というのは間違った情報といえるでしょう。なお、マーラー版の「春」はチェカート指揮の全集場盤(BIS)で聴くことが出来ます。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    クラシックなおじさん  |  埼玉県  |  不明  |  2007年08月07日

    ラインの男さんの言うとおりで、セル改訂版です。但し、私の持っているLPの解説には楽譜についての記述はありません。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    鎌谷朝之  |  英国  |  不明  |  2007年08月07日

    Masterwork Heritage版でリリースされたときにセルがNYタイムスに寄稿した記事が転載されていましたが、彼にとってマーラー版は「この偉大な音楽家が犯した最大の失敗」だそうです。 このCDのシューマンは「セル版」ともいうべきもので、彼自身の言葉を拝借すれば「シューマンがウェーバー程度、でもR・シュトラウス未満程度の管弦楽作曲法を知っていた」と仮定してオリジナルスコアをかなりスリム化したものです。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    Jin  |  横浜  |  不明  |  2007年02月10日

    セルが楽譜に手を入れているとラインの男さんが指摘されていますが、1970年頃のCBS SONYのレコード・カタログにはマーラー改訂版使用と書いてあったように記憶しています。どなたか、この演奏がマーラーが編曲した楽譜を使用しているかどうかご存知ですか?以前から気になっています。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2006年08月26日

    すばらしいディスクです。シューマンの魅力たっぷり。きりっと引き締まりつつ、おのずとロマンがあふれ出るといった感じで、惚れ惚れします。それにしても、セルという指揮者は、本当に偉い人だったんだなあと実感させます。おすすめであります。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    フランツ  |  宮崎県  |  不明  |  2005年10月26日

    セルという人は、聞き手が最も興奮できるテンポというものを実現できる随一の人だと思う。時々突出するホルンも興奮を呼び起こす一つの大きな手法。リズムも硬めでそれらがシューマンの交響曲を聞いていても飽きさせない理由になっていると思う。 カラヤンやバーンスタインの分厚さやサバリッシュやコンビテュニーなどの渋さは無い、引き締まって爽快な演奏。しかし、セルで聞いても「マンフレッド」はよくわかりません。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★☆ 

    風雷暴  |  横浜  |  不明  |  2005年07月01日

    諸氏絶賛と特価(CD¥1,845!)ゆえか再三の入荷遅延連絡でマジギレ寸前...遂にゲット!長々待った甲斐あり!音質:’58&60と思えぬ透明度色彩感に加え、エナジー&ボリューム豊かな質感!これならSACDは更に情報量&空間量増加必至の筈。演奏:僕はまず4番(王座フルベンと異質な壮年の燃え立つ若さとスリリングな推進力)を推す。次に1番(王座クレと対極のナイーヴな色香と青春の浪漫)を推す。が、3番はチト歯痒く、アーノンクールやジュリーニ/POに軍配。僕はメリハリ&アクの強いグッドマンの全集が好きだが、総括すれば抜群のC/Pで本盤オススメ!

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    チョロ  |  栃木  |  不明  |  2005年05月24日

    皆さんのレビューにあるとおり、何もかもが素晴らしい、パーフェクトなシューマン!これを聴けばあなたもきっとシューマンの虜になると思います。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

検索結果:19件中1件から15件まで表示