デカローグ クシシュトフ・キェシロフスキ Blu-ray BOX 初期作品集収録特別盤
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kegelism | 宮城県 | 不明 | 2021年02月23日
マイベスト映画。一生の宝物。映画芸術の輝かしい遺産。全人類の人生教材にしてほしいくらい。ドキュメンタリー出身のキェシロフスキ監督の手で、社会主義ポーランドのどこにでもある団地の住人一人ひとりの生と死が、哀しみと逡巡が、運命選択の重みが、まさに神の視点から描かれているかのよう。1話約1時間の全10話。やはり1話からの鑑賞をお勧めします。残された子どもの無邪気な笑顔と、父親の憔悴顔。謎の男の静かな眼差しが顕すのは、観る者の心の動き? それとも神の眼差し? 2話以降も、2つの生命の選択に揺れる妻、良心の呵責に苛まれる医者、ビンから這い出るあの虫までもが美しい。アンカ、パヴェウ、タクシードライバー、大学教授、郵便局員、死刑囚と弁護士、主人公みんなが美しく哀しく輝いてます。10話だけややコメディテイストなのも、開けてしまったパンドラの箱に最後に残った希望を暗示してるのでしょうか。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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