よみがえる与謝野晶子の源氏物語

神野藤昭夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784909832580
ISBN 10 : 4909832580
フォーマット
出版社
発行年月
2022年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
490p;21

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読書メーターレビュー

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  • パトラッシュ さん

    与謝野晶子の源氏物語現代語訳がいかに生まれ、広まったかを伝記的に描く。結婚のせいで兄に義絶され、13人も子供を生み、名声と裏腹に経済的には恵まれず働きづめだった晶子にとって、源氏の訳業も夫の渡仏費用を得るため引き受けたものだった。後の谷崎のように国文学者の協力や文章を充分に練る暇もなく書き進められたのは明らかだが、少女時代から源氏に親しんで古典教養を積み、歌人としても活躍した晶子だからこそできた仕事であり、途中のパリ体験も後押ししたとする。晶子の生涯は源氏を国民文学の地位に据える運命へ向け収斂するようだ。

  • やいっち さん

    〈近代初の現代語訳〉誕生の裏側を探求するもの。「『新訳源氏物語』と『新新訳源氏物語』——晶子の生涯を貫いた「源氏」に賭ける情熱の軌跡! 翻訳はどのようにして完成したのか。 新資料の数々をもとに訳業の具体像を明らかにする」

  • Nobuko Hashimoto さん

    晶子による源氏物語の訳業にまつわる謎を探求した集大成。 図版や資料もたっぷりの500ページ近い大部の著作だが一気に読んだ。晶子は生涯で数度、源氏物語の現代語訳を手がけたが、そのうち一つは出版される前に関東大震災で焼失した。今年は、関東大震災100年、晶子出身の地、堺市のさかい利晶の杜でも「災害をのりこえる晶子の意志」展を開催する。関西ウーマン信子先生のおすすめの一冊で取り上げました。https://www.kansai-woman.net/Review.php?id=202229

  • れいまん さん

    素晴らしい大作でした。 与謝野晶子の源氏物語をめぐり、古典を現代語訳にするとはどのやうな意味があるのか、晶子が現代語訳にすることになった元本は何か。途中はミステリー作品のようでした。学術書にしてはとても読みやすく、著者の晶子愛が溢れている名著に間違いない! 源氏の現代語訳、色々読んでみようと思えます!

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