ガメラの精神史 昭和から平成へ

小野俊太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784909812018
ISBN 10 : 4909812016
フォーマット
出版社
発行年月
2018年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
230p;19

内容詳細

ゴジラと並ぶもう一つの「G作品」であるガメラ…。今まで作られた『大怪獣ガメラ』から『小さき勇者たち―ガメラ』までの12作品、そして2015年のガメラ予告編までのすべてを扱い、時代や社会に応答してきたガメラ映画を総括する。昭和と平成にまたがり、ガメラ映画を総括する文化史!

目次 : はじめに 空飛ぶ亀の物語/ 第1章 最初の三部作の戦果/ 第2章 昭和シリーズ後半の戦い/ 第3章 湯浅ガメラの戦果/ 第4章 ガメラの継承と復活/ 第5章 平成ガメラ三部作の戦果/ 第6章 金子ガメラの戦果/ 第7章 角川映画としてのガメラ/ おわりに 昭和から平成へ

【著者紹介】
小野俊太郎 : 文芸・文化評論家。1959年、札幌生まれ。東京都立大学卒、成城大学大学院博士課程中途退学。成蹊大学や青山学院大学などでも教鞭を執る。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Bugsy Malone さん

    1965年ゴジラを追いかける形で制作された第一作「大怪獣ガメラ」、子供の味方と言われる昭和ガメラから地球の守護神とも受け取れる平成ガメラまで、ゴジラとはまた違った形でガメラは時代の移り変わりと共にその在り様を変えてきた。そもそも何故カメなのか?に始まり、大映の盛衰と昭和ガメラを担ってきた湯浅監督の姿勢、平成ガメラを創造した新たなクリエイター達とゴジラとの関係性、登場人物の家族構成までを分析し「ガメラ」という特撮怪獣映画を解説する。ゴジラと共に日本を代表する大怪獣ガメラ、これまた大変面白かったです。

  • yamatoshiuruhashi さん

    昭和ガメラが8作、平成ガメラが3+1の4作。合計12本のガメラ映画が作成、公開されているのだが、それぞれの作品を追うことで夫々の作品の時代背景(政治、経済、出来事)を含み考察することで当時の社会が浮き彫りにされる。その時代の日本人がどう考えようとしていたのか。或いはどう考えてもらいたいと思っていたのか。怪獣映画は結局怪獣プロレスとなり段々と対象の低年齢化が進むのはどの制作会社でも同じようだ。だからこそその時代の作り手が意図すると否とに拘わらず当時の「常識」「良識」を刷り込むことになっている。

  • かやは さん

    平成ガメラ三部作を観たので読んでみた。ゴジラは新作がどんどん出るのにガメラはどうした。頑張れガメラ。最近は設定をゴジラに持っていかれている気がするぞ。ハリウッド的などんちゃん怪獣映画も楽しいけど、シン・ゴジラ的な邦画がもっとみたいから、ガメラも復活して欲しいなあ。

  • bura さん

    ガメラ映画をここまで時代の流れの中で考察した本は、 今まで無かったと思う。特に昭和ガメラに関しての湯浅監督や大映スタッフの立ち位置と奮闘ぶり。冷戦や戦後脱却と復興、日本列島改造等、時代との関係性とガメラ映画のリンクは怪獣映画の論を超えている。勿論、平成ガメラの解読も。 ゴジラに比べて、思想性が希薄だと思われたガメラにも又、 異なった陰影がある事を作者は語っている。

  • inaryoXD11 さん

    今ゴジラが話題なのでガメラについて読みたくなった…。昭和〜平成の12作品についての解説。子供のころにテレビで何度も見たガメラ映画。学生時代に映画館で見て震えた平成3部作。どれも懐かしく、読んでいてまた震えました。昭和の湯浅監督・高橋二三脚本、平成3部作の金子監督・伊藤和典脚本それぞれの特徴、大映という映画会社の変遷、キャスティングの裏事情など面白かった。「精神史」とあるように、前作から何を引き継ぎ、何を新しく取り入れるのか、この辺の考察が深くて考えさせられる。また平成ガメラを観なおしたい。

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