マレーシア映画の母 ヤスミン・アフマドの世界 人とその作品、継承者たち シリーズ混成アジア映画の海

山本博之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784909151216
ISBN 10 : 4909151214
フォーマット
出版社
発行年月
2019年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
477p;21

内容詳細

『細い目』、『グブラ』、『ムクシン』、『ムアラフ―改心』、『タレンタイム〜優しい歌』、『ラブン』等の作品を通じて「もう一つのマレーシア」を描き、世界に感動をよんだ不世出の映画監督ヤスミン・アフマド。彼女が遺した全長編作品を、民族、宗教、言語、権力関係などの社会的背景を踏まえて多角的に読み解き、その特徴と魅力、より深い愉しみ方を紹介します。読めばヤスミン作品の新たな姿が立ち上がり、マレーシア社会の姿がみえるとともに再度作品を観たくなる映画と世界の読み解きガイド。

目次 : 第1部 ヤスミン・アフマド作品の混成的な特徴と魅力―演出、情報提示、脚本、翻訳の視点から(演出しない演出―演技させるのではなく物語を引き出す/ 綿密に計算された情報の提示―余白の解釈を託しつつ常識を揺さぶる ほか)/ 第2部 多層的・多義的物語世界の愉しみ方―長編六作、短編一作を読み解く(オーキッド三部作『細い目』/『グブラ』/『ムクシン』/ 『ムアラフ』 ほか)/ 第3部 ヤスミン・ワールドを支える人びと―先行の映画人・舞台人たちの物語(ハリス・イスカンダル(スタンダップ・コメディアン/俳優/監督)/ アイダ・ネリナ(女優) ほか)/ 第4部 伴走者・継承者たちの歩み―約束を守り遺志を継ぎ伝える者(ジョビアン・リー―生涯を捧げてヤスミンのメッセージを伝え続ける永遠の「パートナー」/ ホー・ユーハン―映画という絆で結ばれた唯一無二の「盟友」 ほか)/ 資料(長編監督作品上映基本データと参考情報/ ヤスミン・ワールド人名一覧(演者名・役名索引) ほか)

【著者紹介】
山本博之 : 京都大学東南アジア地域研究研究所准教授/混成アジア映画研究会代表。専門:東南アジア地域研究/メディア研究。研究テーマ:ナショナリズムと混血者・越境者、災害対応と社会、混成アジア映画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • dubstepwasted さん

    温かさとユーモア、そして確かな感触を持って「もう一つのマレーシア」を描き続けた、ビジュアル・ストーリーテラーでありマレーシア映画の母、ヤスミン・アフマド。彼女の次回作を見たいなあ。

  • pjolpjol さん

    2019年7月20日から8月23日まで、東京渋谷のシアター・イメージフォーラムでヤスミン・アフマドの監督作品全6作と短編1作(遺作)が上映されました。この本は、彼女の全貌を理解する強力な助けとなるでしょう。480ページの殆どは2段組みです。作品に関わるデータも相当細かい情報まで載せています。読む速度の遅い私は読み終わるのに約2ヶ月かかってしまいました。(勿論他の本も読んでましたけど)。この本をきっかけに、マレーシアの映画や音楽シーン、作品に出てきたスタッフ、キャストの現在にも興味をもつようになりました。

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