保守と立憲 世界によって私が変えられないために

中島岳志

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784909048028
ISBN 10 : 4909048022
フォーマット
発行年月
2018年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p;19

内容詳細

保守こそリベラル。なぜ立憲主義なのか。「リベラル保守」を掲げる政治思想家が示す、右対左ではない、改憲か護憲かではない、二元論を乗り越える新しい世の中の見取り図。これからの私たちの生き方。

目次 : 1 保守と立憲―不完全な私たち(右左の二項対立を超えて/ 保守とは何か ほか)/ 2 死者の立憲主義(死者と共に生きること/ 死者のデモクラシー ほか)/ 3 リベラルな現実主義―対談・枝野幸男(大きなビジョンの下の具体策/ 多様性と保守の共存 ほか)/ 4 保守こそがリベラルである―なぜ立憲主義なのか(死者と共に生きる/ 無名の先祖たちがつないできたもの ほか)/ 5 思想とは態度である(今日、必要な古典/ 政治的正しさを超えた高貴な人間―竹内好 ほか)

【著者紹介】
中島岳志 : 1975年大阪生まれ。大阪外国語大学卒業。京都大学大学院博士課程修了。北海道大学大学院准教授を経て、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。専攻は南アジア地域研究、近代日本政治思想。2005年、『中村屋のボース』で大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 踊る猫 さん

    悪い意味で(も)面白い。中島岳志という人は言論の力を幾分かナイーヴに信じているのではないか。愚直に言葉を紡げば人に届く、というように。もう少し厳しいことを言えば、中島にとってなにかを語ることはカフカ言うところの「祈りの形式」なのかな、と思わせる真摯さが感じられる。不勉強な身としては福田恆存を読みたくさせられたし、また死者に裏打ちされてぼくたちが生きていることの重みも感じさせられたのだけれど、言葉が真摯すぎて野次馬根性を備えた読者には「ご高説」としてしか響かないのではないかとも思われる。悪い本ではないのだが

  • Nao Funasoko さん

    たまにはこんな本も読む。政治思想家による時事評論集。このような本は大略で理解しとけばいいと思ってる(実際には細かく理解できていない)。 「リベラル保守」の定義付けについては、若い頃から変わっていない(と自分では思っている)己の政治的スタンスに近く、ああこういうことだったんだなと頷けた。 対談が収録されている枝野幸男の帯があるため色付きでみられそうだがそれだけで読まないのはもったいない気がする。現政権支持層や無党派層の方々にもニュートラルな気持ちで手に取っていただきたい。

  • ひかりパパ さん

    政党の立ち位置を考えるのに、縦軸に、リスクを社会化(セーフティネットの強化)するのか個人化(自己責任)するのかを取り、横軸にリベラル(寛容)かパターナル(権威主義)を取った見取図(P22)は分かりやすい。立憲民主党の「目指す社会は、多様性を認め合い、困ったときに寄り添いお互いに支え合う社会」だと枝野さんはこの本の中で述べているが、多様性の容認はリベラルの思想であり、困ったときに寄り添うのはセーフティーネットの強化の思想でかつての自民党宏池会の思想に近い。この対極にあるのが現在の自公政権。

  • * さん

    選択的夫婦別姓は「名字を残したい」保守層には支持される場合もある、という話は興味深かった。出口治明さんも書いていたけれど、北条政子は結婚しても「北条政子」だったんだよね。伝統を語り始めると実はキリがない。だから自分は「あるべき姿に戻ろう」と何の躊躇いもなく言う人が一番危ないと思っている▼チェスタトン「絵の本質は額縁にある」…キャンバスを広げすぎると表現は行き詰まる。好きに描いていいよ、と突き放された(それを選んだ)今、幸せだと胸張って言えるだろうか。

  • かふ さん

    いわゆる現政権の安倍首相は対米追従の新自由主義だから保守本流じゃない。立憲民主党首枝野代表がリベラル保守というような。ネトウヨが右翼の主流じゃないと言っても右翼を応援できないと同じように受け入れられない。「八弦一宇」の三原じゅん子を庇うのはどうかと思う。そもそも「八弦一宇」は弱者救済の思想だったと言われてもすでに変質してしまった過去の歴史というものがあるのだから一般的な意味としてはそもそも論は通じないのでは。三原じゅん子がいくら言葉で着飾っても行動でボロが出る。

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