排除型社会 後期近代における犯罪・雇用・差異

ジョック・ヤング

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784903127040
ISBN 10 : 4903127044
フォーマット
出版社
発行年月
2007年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,541p

内容詳細

今日の社会が、包摂型から排除型の社会へ移行したという認識のもと、排除型社会の構造と文化を分析し、批判し、あるべき社会の諸原則を構想した書。排除型社会は、どうすれば克服できるのかを問う。

【著者紹介】
ジョック・ヤング : 1942年、スコットランドで生まれる。現在、ニューヨーク市立大学大学院センター特別教授(Distinguished Professor)、およびイギリスのケント大学社会学教授。犯罪学、社会学の研究者であり、犯罪問題を中心に社会的にも積極的な活動を行なっている

青木秀男 : 1943年生。都市社会学研究所所長。ホームレスなど都市下層の社会学的研究

伊藤泰郎 : 1967年生。広島国際学院大学現代社会学部教員。都市社会学、エスニシティ研究

岸政彦 : 1967年生。龍谷大学社会学部教員。文学博士。社会学、差別論、民族論、生活史方法論

村沢真保呂 : 1968年生。龍谷大学社会学部社会学科教員。精神分析、社会思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • スミレ雲 さん

    【図書館本】今日が返却日。ページ数がとても多く、読み切れる量でなく、パラパラ読みした。ギデンズやゴッフマン、バーガーを引用され、知っている人の名前が出てきて、少しうれしくなりました。「存在論的不安」と「物質的不安定」で蔓延する後期近代社会である今、包摂的→排除的に移行したとの見解。多様性とか差異という言葉をよく聞くけど、それがお互いを認めるというより、それぞれの世界が別個独立して、相互交流がないということなのかな。なんか、最近、まぜる教育という言葉を聞いたけど、これもその排除的を乗り越えようとする政策?⁈

  • ヒナコ さん

    完全雇用が(女性の主婦化という隠れ蓑を通じて)形式的に達成され、地域や家族が共通の理想を共有していた近代は終わり、流動的な雇用や流入し移動する部外者を抱える共同体の出現といった後期近代の特徴を、先進諸国は示すようになった。→

  • ぷほは さん

    犯罪学のバックボーンがあるだけに、ギデンズよりは面白く読める。が、まぁ学部生向けかな。英語の勉強にいいかもしれない。ギデンズの他にバウマン、マートン、セネット、マーシャル、ナンシー・フレイザーなどの英語圏の政治・社会理論のいい復習にもなるだろう、『まなざしの良心』の邦訳がないのは残念だが、これは自分で読むほかあるまい。ラベリング理論と構築主義を連続的に見るのはいいんだが、後者には「言語」というあの厄介な問題があり、それを綺麗さっぱり無視しているため、「現代思想」的な枠組みから逃れたい人々には丁度よかろう。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    かなり分厚い本。「ポストフォーディズムが市場経済になると、人間の排除が飛躍的に進行した。というのも、経済活動がダウンサイジング(コスト削減のため組織や機材を小型化・効率化すること)したことにより、正規雇用市場が縮小して非正規雇用労働市場が拡大し、その結果、構造的な失業状態に置かれたアンダークラスが現われたからである」(p.32)。排除された人がどのように社会に再包摂できるのか、日本社会に突き付けられた大きな課題だと思った。

  • 犬養三千代 さん

    排除への道を歩む。歩む。歩む。 格差、不公平、不平等か蝕む社会。相対的剥奪感。目くそ鼻くそをわらっている。無力感いっぱいです。

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ジョック・ヤング

1942年生まれ。社会学、犯罪学。ケント大学、ニューヨーク市立大学教授

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