復讐するは我にあり

佐木隆三

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784902116809
ISBN 10 : 4902116804
フォーマット
出版社
発行年月
2007年04月
日本
追加情報
:
20cm,414p

内容詳細

甦る連続殺人の恐怖。列島を震撼させ、捜査陣を翻弄し続けた稀代の凶悪・知能犯罪を綿密な取材で再現したノンフィクション・ノベルの金字塔。直木賞受賞作を大幅改稿した決定版。

目次 : 街/ 雨/ 旅/ 檄/ 釘/ 風/ 鎖/ 官/ 朝/ 歌/ 檻/ 春/ 髭/ 瘤/ 告/ 島/ 夜/ 刑

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • GaGa さん

    改訂新版にて再読。佐木隆三の大傑作。詐欺師と殺人者、その双方の顔を演じた凶悪犯西口彰をベースにしたノンフィクションノベル。しかし、今読んでみると、このような手口を現代社会では女がやっていることに気づかされ、背筋が寒くなる。映画では緒形拳、三國連太郎らが熱演、二人とも故人となってしまった。女性では小川真由美が良かった。今では尼僧になってしまわれたそうだが。佐木隆三作品でも抜きんでた作品。未読の方は是非読んでほしい。新版が旧版とどう変わったのかはまるで判らず読めました。

  • あつこんぐ さん

    図書館本。感想が難しい・・・。頭の回転が速く、話し上手なのでその才能を活かせる職業についたら上の方にいったのではないかと思うのですが、自分に甘いからダメなのかな。今の時代だとSNSが発達してるからこんなに長くは逃亡出来なかったかもしれないですね。最後は捕まってくれて良かったです。これで犯人が捕まらないまま事件が迷宮入りとかだと後味が悪すぎるので。でも、自分の子供のことは気にしてたから少しは人としての心は持ち合わせていたのかな。

  • うーちゃん さん

    1年ほど前、緒形拳さん主演の映画版を観てシビれまくり、ようやく原作を読むことができました。実際に 初めの事件が起こった北九州市に住んでいるため、土地の雰囲気や方言などが理解しやすく、ノンフィクションはあまり読まない私も、比較的スムーズに読めました。タイトルは、新訳聖書の中のことばで、実在した殺人犯・榎津という男を 肯定も否定もしないという 佐木氏の意図が込められているそうです。映画とは違い、榎津視点の描写はありませんが、昭和という時代を闊歩した 負のカリスマの記録は、一読の価値があったと思います。

  • あるちゃ さん

    ノンフィクション小説。 実際にあった事件をモチーフに書かれています。 面白かったのですが何故か読みにくく、読了までにかなり時間がかかってしまいました。 苦手意識は持たなかったので原因は不明…。 知的で残忍な殺人者。 犯罪には同居しないといわれている知性と残虐性を持ち合わせた稀に見る殺人者、榎津巌の犯罪が、様々な人の目線と証言で語られています。 自白の過程や裁判の経過など盛りだくさんですが、私が一番印象に残ったのは、榎津巌の言葉「新聞報道が、非常にありがたかった。捜査の状況がくわしく書いてあるので(中略)そ

  • ぐうぐう さん

    日本のノンフィクションノベルの金字塔。驚くは、榎津巌という男の冷血で、かつ大胆不敵な知能犯ぶりである。知性とユーモアと残忍性を持ち合わせたこの人物が、殺人と詐欺を繰り返しながら列島を駆け巡る様に、背筋が寒くなりつつも、魅せられている自分に気付かされ、そのことにまたぞっとする。

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人物・団体紹介

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佐木隆三

1937年(昭和12年)4月15日‐2015(平成27年)10月31日、享年78。朝鮮・咸鏡北道(現在は朝鮮民主主義人民共和国)生まれ。本名・小先良三(こさき リょうぞう)。1975年『復讐するは我にあり』で第74回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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