ふるさとの菓子

中村汀女

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784900659698
ISBN 10 : 490065969X
フォーマット
出版社
発行年月
2006年09月
日本
追加情報
:
20cm,150p

内容詳細

幻の名著、半世紀の歳月を経て今、蘇る。お菓子を愛した中村汀女が、50歳前後の頃から書き始めた銘菓についての俳句、および文章をまとめた1冊。現在の日本の言葉に失われつつある優しい表現が味わえる。

【著者紹介】
中村汀女 : 本名・中村破魔。明治33(1900)年、熊本市江津湖畔に生まれる。父斉藤半四郎、母亭。熊本県立第一高女卒業。中村重喜と結婚、上京。大蔵省の官職にあった夫にしたがって東京・仙台・大阪・横浜と居を移した。一男二女。ホトトギス同人。俳句結社「風花」を主宰。昭和63(1988)年9月20日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯 さん

    俳人、中村汀女が日本全国の郷土銘菓を詠んだ俳句とエッセイ。柔らかく美しく優しい日本語と俳句に触れていると、こちらまで、柔らかく優しく穏やかな気持ちになる。 食べたことのある和菓子は、思い返して、また食べたくなり、食べたことのないものも好奇心が刺激され食べたくなる。和菓子好きの人、美しい日本語に触れたい人におすすめ。 素朴な線で描かれた銘菓の挿し絵もいい。

  • やま さん

    ふるさとの菓子(一)、ふるさとの菓子(二)、季節の風の三部構成のエッセイと俳句。俳句には汀女だけでなく万太郎や蕪村などの俳句も含まれる。◇ふるさとの菓子が本当に楽しい。有名な菓子も知らない菓子もある。探して食べてみたくなる。これでデータベースでも作ってみようかと思うほど。◇季節の風では汀女のふるさと熊本の話や日常の生活などが書かれている。「一つの整った詩型に、自分の思ひを託すよろこび、希ひは、忙しい主婦たちが、最も切実に持つているやうに思はれてならない」。俳句の本質を見た気がした。昭和30年初版130円。

  • きゅー さん

    菓子という言葉が好きだ。決して、スイーツではない。菓子は、そんな単純なものではないのだ。という個人的なわだかまりは置いておくとして、中村汀女による各地の和菓子を紹介するこの本の佇まいは素敵だ。菓子ごとに文章と句が添えられている。俳人らしく、味に関するよりも見た目に関する表現が多く、「羽二重のように白く柔らかい筒形に、刃を入れたら、あっと声を出したい美しい切口。果物を切ったときの新鮮さ。真白の中に鮮紅色の、それはすばらしい羊羹仕立」とあるのを読むと、いかにも純粋な刺激を感じる。50年程の前の文章に心躍る。

  • チョビ さん

    驚くほど古くささがない。非常に読みやすく気取ってもいない。もちろんお菓子そのものは大分消え失せてはいますが、それだけに、甘いもの一つとっても諸行無常を感じさせてもらえる一冊。

  • mariko さん

    なつかしい中村汀女さん。 1955年発行の復刻本。 60年経って今も売っていて菓子がほとんど、すごいね。 そして絵が良い。 俳句と共に楽しんだ。

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中村汀女

本名・中村破魔。明治33(1900)年、熊本市江津湖畔に生まれる。父斉藤半四郎、母亭。熊本県立第一高女卒業。中村重喜と結婚、上京。大蔵省の官職にあった夫にしたがって東京・仙台・大阪・横浜と居を移した。一男二女。ホトトギス同人。俳句結社「風花」を主宰。昭和63(1988)年9月20日逝去(本データはこ

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