ピエロ・デッラ・フランチェスカ モンテフェルトロ祭壇画 名画の秘密

千足伸行

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784890137336
ISBN 10 : 4890137335
フォーマット
出版社
発行年月
2016年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
79p;27

内容詳細

現在、ミラノのブレラ美術館にある“モンテフェルトロ祭壇画”は、ピエロ・デッラ・フランチェスカの芸術の総合体ともいえる、画家円熟期の最もよく知られた作品のひとつだ。この作品は、ウルビーノ公国の宮廷という洗練された環境の中、おそらくサン・ベルナルディーノ聖堂のフェデリーコ・ダ・モンテフェルトロ公爵の墓の上に据えるために制作された。1811年、ナポレオン軍によりミラノに運ばれたが、それ以来、この祭壇画は観る人々を魅了し、好奇心をかきたててきた。大理石による非の打ちどころのない建築物は何を意味するのか?描かれた人物たちは誰なのか?とりわけ、聖母の頭上の貝殻装飾から吊り下がっている卵が伝えようとしているのは?読者は、これらの答えを探しながら、ピエロ作品の謎を解く、わくわくするような旅に出ることになるだろう。

目次 : 作品より先に美術家がいる/ “モンテフェルトロ祭壇画”の保存状態/ 1つの祭壇画と2つの疑問/ さらなる2つの疑問/ 図版:“モンテフェルトロ祭壇画”(全図)/ 部分解説

【著者紹介】
マルコ・カルミナーティ : 1961年、ミラノ生まれ。美術ジャーナリスト。ミラノ・カトリック大学で中世・近代美術史を学び、現在、ミラノに本拠をおく日刊紙『イル・ソーレ・ヴェンティクアットロ・オーレ(Il Sole 24 Ore)』の美術欄の責任者として活発な執筆活動を展開している

石鍋真澄 : 1949年生まれ。成城大学文芸学部教授。東北大学大学院文学研究科在学中にフィレンツェ大学に留学。帰国後、成城短期大学講師を経て、現職。専門はイタリア美術史

石鍋真理子 : 1952年生まれ。東北大学文学部卒業。イタリア留学を経て、イタリア美術関係の書籍、展覧会カタログ、美術館のオフィシャルガイドなどの翻訳を手がけ、画廊経営に従事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    山田五郎のオトナの教養講座で、この画家を知った。19世紀に再発見された画家であり、ミラノ・ブレラ美術館にある「モンテフェルトロ祭壇画」も当初他の画家の作品とされていたらしい。この祭壇画が描かれたのは1469〜1974年頃。ウルビーノのサン・ベルナルディーノ聖堂に飾られたが、1811年ナポレオンによってミラノまで運び出された。算術と遠近法に詳しく書物も遺した程であった、フランチェスカらしい構図のマリアを中心にした絵で、ポプラ材にテンペラと油彩で描かれている。カーペットも東方貿易を忍ばせて、読み解きも面白い。

  • takakomama さん

    ピエロ・デッラ・フランチェスカは1412年頃生まれでルネサンスよりも前の人。描かれているのはキリストとマリア、ヨハネ、天使たちと聖人たち。どう読み解くかは諸説あるようです。絵画に込められた意味は、ひとつではないと思います。

  • P-man さん

    実はピエロ・デッラ・フランチェスカは名前がすんなり出てくる画家ではなく、「キリストの洗礼」や「キリストの復活」を知っている程度。本書で取り上げる「モンテフェルトロ祭壇画」もそうだけど、やはりどこか朴訥な印象を受ける……。

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