子どもの貧困 未来へつなぐためにできること

渡辺由美子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784880654393
ISBN 10 : 4880654396
フォーマット
出版社
発行年月
2018年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
181p;19

内容詳細

あなたのすぐそばに、困っている子どもたちがいます。「お昼の予算は100円」という子どもがいます。「大学生って本当にいるんだ」とつぶやく子どもがいます。だけど、子どもの貧困は見えづらい。気がついたら、するべきことが見えてきませんか?日本の子どもの7人に1人が貧困という現実。連鎖を断ち切り、すべての子どもが夢や希望を持てる社会へ。

目次 : 第1章 大学生って本当にいるんだ(見えづらい日本の子どもの貧困/ お昼代の予算は100円 ほか)/ 第2章 教育格差の実態(教育格差の実態/ 家に勉強する場所がない ほか)/ 第3章 現場で起きている奇跡(学校の先生、ダメじゃん/ 寄り添って教えてくれる誰か ほか)/ 第4章 私たちが大事にしていること(NPOをはじめたきっかけ/ 最高の魚の釣りかたを教えたい ほか)/ 第5章 子どもの貧困対策は「福祉」ではなく「将来への投資」(動きはじめた子どもの貧困対策/ 少子化と子どもの貧困 ほか)

【著者紹介】
渡辺由美子 : 特定非営利活動法人キッズドア理事長。千葉大学工学部卒。大手百貨店、出版社を経てフリーのマーケティングプランナーとして活躍。配偶者の転勤に伴い1年間英国で生活し「社会全体で子どもを育てる」ことを体験。2007年任意団体キッズドアを立ち上げ、2009年特定非営利活動法人(NPO)設立。日本のすべての子どもが夢と希望を持てる社会を目指し、活動を広げている。内閣府子供の貧困対策に関する有識者会議構成員、厚生労働省社会保障審議会(生活困窮者自立支援及び生活保護部会)委員、専修大学非常勤講師、「全国子どもの貧困・教育支援団体協議会」設立世話人・副代表幹事などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 日・月 さん

    統計を示して社会を嘆くだけでなく、著者本人が実際に子ども支援のNPOを設立して活動している。活動がどのようなプラスを生んだかの記録。高校授業料実質無償化しても、教育費全体が高額につくことに変わりはない。「貧困」に自己責任論が根強いことにも憤りを感じるが、一方で、望ましくない状況下にある子どもたちに、かつてのようなハングリー精神が見えにくいことも個人的には気になっている。

  • 竹生 さん

    自分の認識の甘さを痛感した。 と同時にこの問題にいち早く気づき、早い段階から活動している方がいることに驚いた。 確かに著者の言うように助け合える社会が本来あるべき社会だなと考えさせられた。 私もこのような子どもの手助けになる活動ができたらと思う。

  • saiikitogohu さん

    「国内総生産に占める教育機関への公的支出の割合は3.2%で比較可能な34ヵ国中最下位でした。…OECD平均は4.4%。日本の最近のGDPは500兆円前後なので、平均並みに教育費を使おうとすると、あと6兆円ほどの税金を教育費に使わないといけません。」「税金で賄われる部分が少ないために、足りない部分を私費で負担」(66)「1日30分以下しか勉強しない年収1000万円以上の家庭の小学6年生の算数テストが55.9点に対して、年収500万円以下の子どもで毎日120分以上勉強してる子…45.3点」(69)

  • Yuko さん

    <一見それとはわからない子どもの貧困。NPO法人キッズドア理事長が、貧困状態の子どもや保護者の様子を紹介しつつ、子どもの貧困問題を社会問題と関連づけて考察し、問題解決のために何ができるのかを示す。> 2018年 OECD諸国の中でも子どもにかけるお金が34か国中最下位の日本。子育て世代に税の再配分が少ない上に、教育費への税の配分も少なく、それを保護者が負担しなければならない。世界中でみても非常に子育てに冷たい国の構造。 子どもの貧困対策は「福祉」ではなく「将来への投資」との認識の転換が必要。

  • erako areshi さん

    ゼミで読みました。学習支援を立ち上げた方の本です。日本各地で活躍しているNPOで、経営の手腕がすごいと思いました。心がこもっているような文章でした。おせっかいおばさんの成功した例と思います。

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