パレスチナ人は苦しみ続ける なぜ国連は解決できないのか

高橋宗瑠

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784877985974
ISBN 10 : 4877985972
フォーマット
出版社
発行年月
2015年04月
日本
追加情報
:
257p;21

内容詳細

パレスチナで今も続く「民族浄化」「アパルトヘイト」。国連の現地事務所に駐在した「人権野郎」がみた惨状。

目次 : 序章 私がこの本を書いたわけ(深刻化するパレスチナ問題/ アメリカの事件とパレスチナの共通点 / 1章 人権野郎が見た軍事占領(聞き取りから始まる人権の仕事/ 人権野郎の心を痛めつけ、木っ端微塵にする「そのケース」 ほか)/ 2章 西岸―軍事占領下の人権侵害(イスラエル軍の暴力/ 正当な理由のない政治的東国、拷問 ほか)/ 3章 エルサレム―居座るイスラエル(ユダヤ人の「永遠かつ不分割の首都」/ どの国も認めない「首都」 ほか)/ 4章 ガザ―定期的に行われる侵攻(2014年7月、ガザ空爆/ 「不処罰」はガザでも ほか)/ 5章 国際社会の無力―国連は何ができるのか(国連の立法府/ 人権理事会 ほか)/ 6章 アメリカとイスラエル(イスラエル・ロビー/ ネオコンの台頭 ほか)/ 7章 最近の展開―明るい兆し(国際レベルでの進展/ 戦争犯罪を問う動きがいよいよ本格化 ほか)/ 8章 パレスチナの歴史(土地をめぐる近代の争いであるパレスチナ/ 古代、中世、そして近世 ほか)/ 終章 結びに代えて

【著者紹介】
高橋宗瑠 : 1968年生まれ。早稲田大学卒業。1990年代半ばに、アムネスティ・インターナショナル日本支部に出入りするようになり、人権野郎としての道を歩み始める。同支部の難民コーディネーターを務め、難民チームの立ち上げに携わった後、英国オックスフォード大学大学院(難民問題研究所フェロー)及びエセックス大学大学院(国際人権法学修士)を経て、ロンドンのアムネスティ・インターナショナル国際事務局で初の日本人スタッフとして難民を担当。1999年に国際移住機関に転職後、国際法務で国連競争試験に合格、2002年より国連犯罪防止機関で麻薬関係の条約課に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • だまし売りNo さん

    イスラエルによるパレスチナの抑圧はアメリカで警察官による黒人射殺と共通する(3頁)。2020年にミネソタ州ミネアポリスで警察官が黒人男性ジョージ・フロイドを締め付けて殺害したMurder of George Floydが起きた。この事件によって「Black Lives Matter」「Defund the police(警察解体)」の運動が起きた。これは日本でも報道されているが、似たようなことはアメリカで繰り返されていたことが理解できる。

  • 富士山 さん

    内容は筆者の豊富な経験をもとに、イスラエルの国家的な人権侵害を糾弾する本。本を読んでいて感じるのは、結局国際社会の問題は善悪ではなく、強国やうまく立ち回る国の国益によって動くということ。過去に比べれば、状況が改善される兆しは多少あるともあるが、それでも実際に苦しんでいる膨大パレスチナ人のことを考えると、解決は不可能ではないかといういう絶望感を感じてしまう。 人権分野で活動する人々は、この絶望を乗り越える強さが必要なのだろう。このことは本文中でも触れているが、やはり酷だなあ、と思ってしまう。

  • takeapple さん

    イスラエルとアメリカの理不尽で酷い振る舞いに、怒りがこみ上げる。何もできない国際社会にも苛立ちが募る。でも少しづつだけれど、情況は改善されつつある。国連人権高等弁務官事務所の副代表だった著者の経験がとにかくすごい。読み終わった後、ロジャー・ウォーターのWe shall over comeやダムの Dabke on the moonを聞いたり、森詠の午後の砲声や広河隆一の破談層を読みたくなった。

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