不寛容な時代 ボクらは『貧困強制社会』を生きている

藤田和恵

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784875510550
ISBN 10 : 4875510551
フォーマット
出版社
発行年月
2021年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;19

内容詳細

今や働く人の約4割が非正規労働者になっている。弱者への切り捨て・差別・自己責任化する風潮が広がり、コロナ禍でさらに日本社会の脆弱さが露呈した。非正規労働者・発達障害をもつ人の貧困を取材した、渾身のルポルタージュ。

目次 : 使い捨てられるアルバイト、契約社員、派遣社員たち(貧困の背景には、働き方の問題がある/ 手取り一五万円を超えられない四七歳男性の深い闇 ほか)/ 非正規公務員・官製ワーキングプア(ますますひどくなる官製ワーキングプア/ 「ないない尽くし」非正規公務員の悲惨な実情 ほか)/ コロナ禍・奈落の底へ(ぎりぎりまで助けてと言えない、広がる社会のいびつさ/ コロナ禍がもたらしたもの ほか)/ 孤独と差別の発達障害(発達障害と貧困/ 早稲田政経卒「発達障害」二六歳男が訴える不条理 ほか)

【著者紹介】
藤田和恵 : ジャーナリスト。1970年、東京生まれ。北海道新聞社会部記者を経て2006年よりフリー。事件、労働、貧困問題を中心に取材、執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Satoshi さん

    非正規労働者の困窮についてのルポルタージュ。氷河期世代=私と同世代が目立つ。特に発達障害については読んでいて辛かった。クラスにいた問題児を私自身も「出来の悪い奴」と当時は思っていたからだ。多様性を認める風潮もなく、就職も恵まれず、新たな価値観も見いだせない我々の世代の悲哀を感じる。

  • ヨータン さん

    暗くなるような話ばかりでしたが、これが今の日本の現実なんですよね。生活保護を貰うのに抵抗がある人が多いというのは、いかにも日本らしいなと思いました。

  • どら猫さとっち さん

    使い捨てられる契約・派遣社員やアルバイター、非正規公務員、コロナ禍で辞職せざるを得ない人たちや、差別と偏見のなかで孤独感を募らす発達障害者。貧困強制社会は、コロナ禍でさらに苛烈している。本書に登場する男性たちは、普通の生活や幸せを望みながら、叶うことができない。こうした貧困を自己責任と言うのは簡単だ。しかし、彼らもあなた以上に切実に真面目に生きようとしている。不寛容の時代、彼らを少しでも受け入れることで、この社会は和らぎ、もっと生きやすくなるのではないだろうか。

  • Koji Takahashi さん

    《不寛容な時代が貧困強制社会を産む》  アルバイト、パート、契約社員などの「非正規雇用」が不安なことは「働き続けられる保証がないこと」だ。それをあからさまにしたがコロナ禍だ。 人を使い捨てにしなくてはならないと思っている会社は無くても良いのではないか?そもそも会社の規模を身の丈以上にしようとするからではないだろうか? 売り上げを大きくするとか、従業員を多くすることが会社を豊かにすることではないという考え方にシフトする時代が来ると予想する。  

  • しゅんぺい(笑) さん

    校正がちゃんとされてへんくって、ここまでのレベルやとさすがに気になる。もったいない。そして連載っぽい文章。

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