実相寺昭雄 才気の伽藍 鬼才映画監督の生涯と作品

樋口尚文

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865980240
ISBN 10 : 4865980245
フォーマット
発行年月
2016年12月
日本
追加情報
:
278p;22

内容詳細

目次 : ■総門: 「光学」と「電送」の租界で魔笛を鳴らす男 / ■山門: 幼少期・青春期 / ■回廊: テレビドラマ・テレビ映画 / ■仏殿: 映画作品 / ■法堂: ビデオ作品・TVコマーシャル / ■鐘楼: 音楽作品 / ■禅堂: 小説・随筆 / ■後餓鬼: 終章にかえて / ■大庫裏: 実相寺昭雄 主要作品リスト

【著者紹介】
樋口尚文 : 1962年生まれ。映画評論家、映画監督。私立芝高校時代から早稲田大学政治経済学部在学中にかけて監督した自主映画が大島渚、大林宣彦らに激賞され、ぴあフィルムフェスティバル(PFF)ほか数々の賞を受賞し、イメージ・フォーラム主催のダゲレオ映画評論賞にも入賞。1985年に処女評論集を刊行し映画評論家デビュー。文化庁芸術祭、芸術選奨、キネマ旬報ベスト・テン、毎日映画コンクール、日本映画プロフェッショナル大賞、日本民間放送連盟賞、藤本賞などの審査員を委嘱される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • keroppi さん

    実相寺昭雄さんを様々な仕事から俯瞰する。ウルトラマンの頃、怪獣のデザインに失望していながら、ウルトラマン作者の代表のようになっていき、晩年、オペラ「魔笛」にまで怪獣を登場させてしまったということを知り、「ウルトラ怪獣幻画館」を見る目が変わってきた。実に多彩な仕事振りながら、自分流を貫く姿勢に、さらなる魅力を感じた。数多くの貴重な写真に目を見張り、今まで知り得なかった実相寺さんの実像に触れたような気がした。

  • kei-zu さん

    マンガ「フジアキコ物語〜ウルトラマン撮影秘話」(長谷川光司)で、実相寺監督は、背の高い怪しげな人物として登場していました。 「ウルトラマン」「ウルトラセブン」をテレビで見る僕ら少年にとって、実相寺昭雄監督は、確かに「怪人」でした。 映画「帝都物語」を手がける一方、官能小説やAVに手を伸ばす姿勢に当時は首を傾げましたっけ。本書は、いずれも実相寺監督の中では不可分であったと分析しています。 角度を変えると違う輝きを示すような多才ぶりは、まさしく監督自身のカメラワークを思わせます。

  • Y.C.STUPID さん

    労作。資料写真の撮り方に、章立ての工夫に、いちいち込み上げる嬉しい気持ち。

  • hirokazu さん

    2006年11月29日、実相寺昭雄氏逝去。69歳。特撮ファンの一部からは神格化された存在である同氏の没後10年に際し、出版された研究本。「いくつもの伽藍の配置からなる実相寺という寺に見立てて章立てする」という発想に感心した。この本と2014年に出た「別冊映画秘宝 実相寺昭雄研究読本」の2冊が以降の実相寺研究のテキストとなるのだろう。

  • りゃーん さん

    初めて憶えた監督は黒澤でもゴダールでもなく実相寺昭雄だった。不安にさせる画角、不愉快なアップ、陰鬱な物語と特撮という娯楽を求めて観た児童に悪夢を見せたから、そりゃ、忘れられない。洋泉社の研究読本と本書で実相寺研究の基礎となう。特撮番組に観念の劇映画、オペラにAVという本邦でも稀な映像作家の数奇なフィルモグラフィーは読んでいると、本当にこんな監督が存在していたのかと不安になる。しかし容姿にSM趣味、子ども向け番組で好き放題から富野由悠季を連想したが、実相寺には押井守も入り、庵野は富野と実相寺の子だとも納得。

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樋口尚文

1962年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。映画評論家、映画監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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