伊藤野枝と代準介

矢野寛治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784863290815
ISBN 10 : 4863290810
フォーマット
出版社
発行年月
2012年10月
日本
追加情報
:
240p;21

内容詳細

伊藤野枝を精神的にも経済的にも深い愛情で支え続けた代準介。ふたりの人物像を明らかにし代の自叙伝「牟田乃落穂」から大杉栄、野枝、辻潤、玄洋社・頭山満らの素顔を伝える。

目次 : 第1章 長崎の空の下/ 第2章 育英の男/ 第3章 新らしい女/ 第4章 大杉栄に奔る/ 第5章 女性解放運動/ 第6章 大正の風と嵐/ 第7章 虐殺、そしてその後

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • FOTD さん

    代準介は事業で成功していて財力はあったし、育英の心で若者たちの学費のサポートもしていた人物である。そして、伊藤野枝を父親のような気持ちで支えた器の大きい人だと思う。野枝は大杉栄と出会い活動していく中で、やがて憲兵に殺されてしまうのだが、その後も野枝の葬儀をして墓を作り、野枝の嬰児たちを育てていく。野枝を上京させて上野高女に入れなければ、糸島あたりで嫁ぎ、幸せな人生を全うできたかも、と悔やむ代準介に涙した。 もし機会があれば、伊藤野枝の墓に行きたいと思った。

  • かもめ通信 さん

    寂聴さん、ここでもやらかしていたみたいで、代さん一家が気の毒。

  • midnightbluesky さん

    野枝の野心と奔放さは、貧困以前のものであるようで、代家側の苦労がしのばれる内容。しかし、この奔放さは現代でもなかなかいないキャラクター。あげく虐殺される、という人生の終わり方は、アウトロー的。

  • 100名山 さん

    村山由佳の「風よあらしよ」の巻末に野枝の葬儀に際して代準介が「枝折れて根はなおのびん杉木立」と弔句したと記されていたので、この人は伊藤野枝と大杉栄を最も理解していた人ではないかと思い、本書を手に取りました。代準介の自伝「牟田の落穂」から生の声が聞こえてくるかと期待しましたが、期待するほどではありませんでしたが、代準介の曾孫を伴侶に持つ筆者ならではの視点があり、貴重な写真も載り読んでよかった一冊です。

  • ななっち さん

    伊藤野枝の父親代わりともいえる叔父の代準介の親族が書いたもの。瀬戸内寂聴等により一般に流布している史実とは異なる部分を訂正・論証しながら、親族との関わりから伊藤野枝を取り上げたもの。それにしても、大正時代の女性は強い!

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人物・団体紹介

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矢野寛治

1948年(昭和23年)、大分県中津市生まれ。成蹊大学経済学部卒。博報堂OB。元・福岡コピーライターズクラブ理事長。西日本新聞を中心にエッセイ、コラム、映画評、書評を執筆。RKB放送「今日感テレビ」コメンテーターを10年、RKBラジオ「週刊ぐらんざ」パーソナリティを2年担当。西日本新聞大分版に「ヤノ

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