基本情報
内容詳細
馬鹿野郎っ、こんな映画があるのかよ!?日本列島、スクリーンぶったぎり大爆走!!! ヤバくて愉快なトンデモ映画が増殖中!!殺し屋稼業に安息はなし!?
日本映画の質の凋落は止まらない。安易なマンガ原作企画やテレビ局の介入で、日本映画は瀕死状態。「ダメ映画をついつい見てしまう病」にかかっている激辛映画評論家・柳下毅一郎が、日本映画をとことんメッタ斬り!!
日本映画50本、タブーなき殺しのレビュー!! なぜこんな映画は作られてしまうのか?商業映画なのだから誰かに見せようと思っているに違いない。だがいったいどんな客に見せようと思って、こんな映画を作ってしまうのだろう?そんな疑問を抱かざるを得ない映画が次から次へとあらわれる。(中略)
誰も見ていない、誰も知らない映画には途方もない映画表現が眠っているかもしれない、と思ってしまうものである。ひょっとしたらとてつもないアウトサイダーアートのようなものに―エド・ウッドの映画のようなものに―出会えるかも知れない。そう思うとどうしてもそういう映画を見たくなってしまうのだ。(本書序章より)
【収録作品】
『渇き。』
中島哲也は刺激の専門家である。単調な刺激の連続というのはひどく退屈なものなのである
『STAND BY ME ドラえもん』
ドラえもんは未来の圧倒的科学力により古代人を蹂躙する神か?
『劇場版テレクラキャノンボール2013』
そこには人生がある。天才AV監督カンパニー松尾、初の劇場作品
『ホットロード』
すべてが内面の中で一体化してゆく……そんなポエムがこの映画のすべて
『黒執事』
また高笑いする悪役……その謎が解かれることは決してなさそうである
『好きっていいなよ』
アニメのダイジェスト総集編を見ているかのようなスピード感
『魔女の宅急便』
飛行の快楽抜きのこの映画はスタジオジブリとはなんの関係もありません
『薔薇色のブー子』
これを日本映画の退廃と言わずしてなんと言えばいいのか
『ワンネス〜運命引き寄せの黄金律』
きみはもりけんを知っているか? 年末特番スピリチュアル映画祭り!
……等々、殺しのレビュー50本掲載!!
【特別企画】
皆殺し映画放談 2014日本映画をメッタ斬り!
柳下毅一郎(映画評論家)×古澤健 (映画監督)
物議を醸す「皆殺し映画大賞2014」を大発表!!!
著者について
柳下毅一郎(やなした・きいちろう)
1963年大阪生まれ。映画評論家・翻訳家。多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科非常勤講師。雑誌『宝島』の編集者を経てフリー。ガース柳下の筆名で『ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判』(洋泉社/文春文庫)を町山智浩と共著していることでも知られる。著書『興行師たちの映画史 エクスプロイテーション・フィルム全史』(青土社)、『新世紀読書大全 書評1990-2010』(洋泉社)など多数。東京国際フットボール映画祭の審査委員長でも活躍中。
【著者紹介】
柳下毅一郎 : 1963年大阪生まれ。映画評論家・翻訳家。多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科非常勤講師。雑誌『宝島』の編集者を経てフリー。ガース柳下の筆名でも知られる。東京国際フットボール映画祭の審査委員長でも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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アマニョッキ さん
読了日:2021/03/02
おかむら さん
読了日:2019/10/22
貴人 さん
読了日:2015/02/25
coolmonster さん
読了日:2015/02/11
北白川にゃんこ さん
読了日:2023/05/21
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