鉄格子のはめられた窓 ルートヴィヒ二世の悲劇

クラウス・マン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784846015879
ISBN 10 : 4846015874
フォーマット
出版社
発行年月
2017年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
96p;26

内容詳細

戦争、孤独、伝説、同性愛…三島由紀夫、大江健三郎、北杜夫、辻邦生ら名だたる戦後作家に影響を与えたトーマス・マンの世界に通ずる未訳の話題作!!

【著者紹介】
クラウス・マン : 1906年、ドイツのミュンヘンで、ドイツ人作家のトーマス・マンとユダヤ系ドイツ人のカタリーナ・マンの間に生まれる。1925年、19歳から小説を書き始め、翌年最初の作品を出版。世界恐慌をきっかけにナチスが台頭すると、父トーマスらと反ナチ活動を開始。同性愛者でもあったため偏見の目にさらされ、1933年にオランダに移住。この頃『鉄格子のはめられた窓』などの短編小説を執筆。36年にアメリカに亡命して反ナチ活動を続け、43年にはアメリカの市民権を得てアメリカ兵としてイタリア戦線に出征する。1949年にフランスのカンヌで睡眠薬自殺を遂げた

森川俊夫 : 1930年東京生まれ。水戸高等学校、東京大学独文科卒。熊本大学法文学部助手、東京大学文学部助手、電気通信大学専任講師、1961年一橋大学専任講師。西ドイツのチュービンゲン大学へ留学。1963年一橋大学助教授、1971年同教授。1992年定年退官し同名誉教授、同年から2003年まで東京国際大学教授。トーマス・マンの作品を研究テーマにする一方、戦後ドイツ文学を翻訳。その後トーマス・マン作品の翻訳を手掛け、1988年から2016年にわたり『トーマス・マン日記』全10巻(共訳、紀伊國屋書店)の編訳・刊行に携わった

梅田紀代志 : 1940年生まれ。挿絵画家。CM制作会社でアニメーション制作に従事したのち、イラストレーターとして独立。少年雑誌の挿絵や図鑑の標本画などを中心に活動し、その後、歴史画に転じる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    トーマス・マンの息子が描いたルートヴィヒ二世の最期の2日間。私にとってルートヴィヒ二世と言えば、ヴィスコンティ監督のあの映画である。しかし、こちらの方は現実と己の求める美との乖離に耐え切れず、睡眠薬中毒となり、美貌は薄れ、病み太り、疎んでいた現実主義と政治、科学によって「パラノイア」という烙印を押された姿で描かれているので衝撃的である。求めていた者の愛は遂に手に入れられなかった彼。しかし、現実から目を瞑り、政治手腕の無さから大臣らから疎まわれるものの庶民からは慕われていたのに気付かなかったのが虚しい。

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