すべての瞬間が君だった きらきら輝いていた僕たちの時間

ハ・テワン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784838730995
ISBN 10 : 4838730993
フォーマット
出版社
発行年月
2020年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
呉永雅 ,  
追加情報
:
264p;19

内容詳細

韓国でたちまち
大ベストセラー50万部突破!

これは、韓国のSNS、エンタメ業界が熱狂した
胸がしめつけられるほど甘く、もどかしい運命のお話――。

あのK-POPアイドルも愛読と噂される、
不器用ながらも温かい恋と人生と「君と僕」を
みずみずしく綴った、心に染みわたるエッセイ――。

「こんなにめちゃくちゃで勝手な世の中を
しょっちゅう悲しみ
ときどき笑いながら
耐え抜いているあなたは
もしかしたら本当にすごい人なのかもしれない」


* * * * *

日本の読者のみなさんへ、著者からのメッセージ

『すべての瞬間が君だった』の著者ハ・テワンと申します。
ふだん「一番旅行してみたいところは?」と聞かれると、
どんな理由であっても、いつも「日本」と答えてきました。
日本文化特有の繊細さと密度の濃い色合いが
とても気に入っていたからだと思います。

どうか私からあふれ出た感情の活字が、
日本の読者の皆さまにもささいな癒やしになれたらと
心から祈っています。

あなたのすべての時間は絶対無駄ではありません。
私たちの今日という1日も、けっして無意味ではありません。

ハ・テワン

* * * * *

きみだけだ

きみがどんな人か知りもしない人が

きみを苦しめるために、わざわざ吐き出した言葉を

いつまでも胸の奥に留めておくと

最後にダメになってしまうのはきみなんだよ。

だからどうか折れないでほしい。

傷つかないでほしいんだ。

* * * * *

不思議な日

わけもなくこんな気分になる日ない?

誰かをぎゅっと抱きしめて泣いてしまいたい日。

でも笑っちゃうのは

きまってそういう日は

ぼくの隣に誰もいない。

ほんとうに。

* * * * *

最後はきみが勝つのさ

すべてにおいて
無条件にトップを目指そうと欲を出せば
そのプレッシャーに耐えかねて
倒れてしまうにきまってる。

きみはそれ以上でもそれ以下でもない
今できるだけのことをすればいい。

きみの能力が足りないからといって指を差してくるような人たちは
自分の下しか見ていない人にすぎない。

きみはただ
できるかぎりのことを続けながら
少しずつ、本当に少しずつ、上昇していけばいい。

一番大切なのは
その瞬間と状況にベストをつくすことだから。

負けたって関係ない。
上を見続けて、少しずつ向上していけば

結局最後に勝つのは
きみなんだから。

* * * * *



【著者紹介】
ハ・テワン : 作家、詩人。SNSを中心に支持を受け、エッセイ集『#君に』でデビュー。2作目にあたる『すべての瞬間が君だった』は爆発的な大ブームを巻き起こした。2018年に「YES24今年の本賞」を受賞

呉永雅 : 翻訳家。在日コリアン3世。慶應義塾大学卒業。梨花女子大通訳翻訳大学院修士課程卒業、同院博士課程修了。2007年に第7回韓国文学翻訳新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • lily さん

    著者と公園のベンチに座って池を眺めて一杯飲みながらの語らいを想像するだけでぽかぽかして楽しい。なんでもないお話しや愛を囁いたり...そんなひと時が時間という喧騒から離してくれるのだろうね。

  • やも さん

    失くしてしまった恋 教えてくれてありがとう🎤😭恋人同士ではなくなったら 君のいい所ばかり思い出すのかな🎤😭こんなん歌ってまうやろー!友情、恋愛、家族。過去、現在、未来。人間関係には色んなパターンがあるし、自分の感情だって1日の中でもカラフルだ。この本のどれもが誰かの何かに当てはまって、ギューッと胸が詰まるようなフレーズがある本。私だけの応援団から全力で応援されてる気持ちになった。そしてこの本を読んでほしいと思ってもらえたり、思える人がいることは、幸せなことなんだと思った🥲✨

  • けんとまん1007 さん

    ピュアなものがたり・詩集。こんな時期もあったかなあ〜と思いながら読んだ。眩しくて、脆くて、そんな時期。誰もが通過する時期でもある。全編を通して、柔らかさを感じる1冊。人は人を思うことで、生きていける。

  • R さん

    愛をうたった詩集でした。名前だけではどちらかわからないが、なんとなく男性なのかなと思うような、愛に関するある種ロマンのある言葉の数々が、個人的にはよかったと思うのでありました。未練がましいといわれてしまうかもだが、別れてからのといった情景の詩がよかった。それ以外にも、大きな意味での愛、孤独から救うものとしてのそれとか、少しばかり世をはかなむ、むしろ恨む言葉もあったけど、それすらも愛からの反動という感じで読めたのでした。読み終わると明るい気分になれた。

  • あじ さん

    Kドラ【キム秘書はいったい、なぜ?】の劇中に何度か登場していた詩集の邦訳。文学としての詩ではなくヒーリング系でした。若年層限定のカラーバリエションと言っていいかな。

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ハ・テワン

作家、詩人。SNSを中心に支持を受け、エッセイ集『#君に』でデビュー。2作目にあたる『すべての瞬間が君だった』は爆発的な大ブームを巻き起こした。2018年に「YES24今年の本賞」を受賞

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