豚キムチにジンクスはあるのか 絲的炊事記

絲山秋子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784838717880
ISBN 10 : 4838717881
フォーマット
出版社
発行年月
2007年12月
日本
追加情報
:
19cm,190p

内容詳細

群馬県高崎市在住、一人暮らし作家の泣くに泣けない自炊生活。力パスタ、真夏の洋風ちゃんこ鍋…。試作に試作を重ね、今日も思いつき料理にトライ。雑誌「Hanako」連載の単行本化、妙に切ない傑作エッセイ集。

【著者紹介】
絲山秋子 : 1966年東京生まれ。早稲田大学政治経済大学卒業後、住宅設備機器メーカーに入社、2001年まで営業職として勤務。03年「イッツ・オンリー・トーク」で第九六回文学界新人賞を受賞。04年『袋小路の男』で第三〇回川端康成文学賞、05年『海の仙人』で第五五回芸術選奨文部科学大臣新人賞、06年「沖で待つ」で第一三四回芥川賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 里季 さん

    大好きな絲山さんの自炊エッセイ。すらすらとまあまあ楽しく読んだが、なに?絲山さんは群馬県人であらせられる。私の苦手とする関東の東京周辺の県である。いまだに栃木と見分けがつかない。群馬・・こんにゃく、高崎だるま、宇都宮餃子くらいしか知らない。あとはよく甲子園で滋賀勢とあたり、滋賀をコテンパンにしてくれる県だなあくらい。ということで、津村さんや西さん、カオルコさんのエッセイを読んだ時ほどの共感を感じなかったのが残念である。絲山さんの場合、私の中では断然小説のほうが面白い。

  • よこたん さん

    絲山さんの、体を張った自炊エッセイ。とにかく勢いがあって、畳みかけるように語りながらひとりツッコミも入れ、ぱっぱと作り、食べる。お腹いっぱいで嫌になっても食べる。残せないひとなんだ〜。イカスミソースにパスタと焼いた餅で力(ちから)パスタって! 食べながらの「コールタール」とか「ヘドロ」「干潟の汚染」とか、形容するにもほどがある(笑) 絲山さん自筆の、豪快な絵手紙のような挿し絵がしっくりきて楽しかった。夏のあつあつ鍋物はありだと思うけど、冬の冷やし中華は相当きついということがよくわかった。

  • Kumiko さん

    絲山さんのお料理エッセイです。大体、味の決め手にナムプラーを持ってきます。インスタント食品にひと手間かけて美味しくします。このエッセイのネタのために同じ食材を食べ続けます。私も、舞茸は大好きだし「舞茸センター」の一株1000円の舞茸(梅雨時にならぶアジサイの鉢植えを想像するとほぼ合ってるらしい)には興味あるけど、そればかり食べ続ける根性や天晴!章が進むにつれディープな話に。恋に浮かれる絲山さん(トラバタ、私もこれから遣わせてもらう!)、父親に料理を教えてもらいつつ照れ臭がる絲山さん。どれも可愛かった!

  • 鱒子 さん

    図書館本。Hanako連載のお料理エッセイなのですが、食材も調味料も手に入りやすいものが多いので(セネガルのアフリカンチャーハン除く)、食べたい、作りたい、あーお腹すいた!夜読んじゃダメな飯テロ本でした。

  • 野のこ さん

    面白かったです。この本のために体を張った食事、あっぱれです。ここまでするかぁ!とも思ったけど試行錯誤しながらの料理に応援したくなります。そして力強く筆で描いた色紙、カッコいいです。とくに強烈な一品はイカスミソースの“力パスタ”「『そうだ 遺書を書いておこう』そんな見た目です」餅が行方不明になるくらい黒いからねぇ…^^; そだそだ、料理は見てくれだけじゃない! そしてトラバっちゃった絲山さん♡恋は盲目ね。たまご♡は可愛かったです。

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人物・団体紹介

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絲山秋子

1966年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。住宅設備機器メーカーに入社し、2001年まで営業職として勤務する。’03年「イッツ・オンリー・トーク」で文學界新人賞、’04年『袋小路の男』で川端康成文学賞、’05年『海の仙人』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、’06年『沖で待つ』で芥川賞、’16年『

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