東京タワー

江國香織

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784838713172
ISBN 10 : 4838713177
フォーマット
出版社
発行年月
2001年12月
日本
追加情報
:
20cm,297p

内容詳細

東京タワーの見えるマンションに母親とふたりで住む大学生・透。彼と恋人、親友、そして3年間想いつづけている年上の人妻…。恋の極みを描く、江國香織待望の長編恋愛小説。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 匠 さん

    年上の女性に憧れる若い学生と人妻という、2組のカップルの対比が面白かった。一見、おしゃれで美しい関係のように映るけれども、詩史の醸し出す何かが演技的に見えてしまうところや、若い男を利用してるだけのような感じが、見えない壁を作っていて苦くせつない。彼女が夫に対してどう思って向き合ってきたのかもよくわからないため、共感しづらい部分が多かった。きれいな部分だけで接している透より、気持ちをストレートにぶつけ合えていた耕二のほうが理解しやすかったけれども、やっぱりこんな恋には堕ちたくないです(^^;

  • aoringo さん

    年上の女性に恋をした二人の大学生。生々しさはあまり感じず、おしゃれで上品な作品でした。「恋はするものではない、落ちるものだ」の有名な台詞はこの作品がオリジナルなのでしょうか?この若い男性達が恋に振り回される姿はおそらく期間限定のものだろうと思う、だからその気持ちが何か尊いもののように写りました。あともう少しだけ彼らの未来を見たかったけどここで終えておくのが小説としての味わいなのでしょう。

  • げんちゃん さん

    江國香織さん初読。まだスカイツリーが無かった頃のお話で東京タワーが青年たちの事を見守っているようなそんな恋愛ストーリーだったなと思いました。なんていうか陰鬱でどうしようもなくて虚しいそんな思いになりながら読みました。大人の恋愛が描かれていてでまだ高校生の私にはまだ分からない世界を知れるそんな作品でした。また何年後かにまた読んでみたいなと思います。

  • 美紀ちゃん さん

    再読。なぜこの本を読みたかったのか?それは、自分のこの気持ちを確認して整理しておきたかったから。素敵な青年がいて、彼はとても若い。話をするたびにときめき惹かれる。しかし!ブレーキをかけたいような、アクセル踏みたいような?そんな状態。東京タワーは、大人の人生の象徴。自分の気持ちをきちんとコントロール出来なくなるのが恋。

  • えい さん

    甘美で熱を帯びた、少年と人妻の恋。お互いの芸術性に惹かれ合う透と詩史。肉体を無我夢中で貪り合う耕二と喜美子。19歳は本当の女性を知り、溺れるように翻弄される。精神的な恋慕と肉体的な色欲が対照的に描かれながらも、そこには青さゆえの危うさがあった。洗練と美を兼ね備えた文体で描かれた恋物語は、ただただ現実で、彼らの真っ直ぐさは薄ら寒い恐怖にも感じられる。けれど、恋は意志や社会なんかじゃ止まらない。底のない沼にはまっていく少年たちが、禍々しくも綺麗に思える作品。

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