寺山修司メルヘン全集 3

寺山修司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784838705580
ISBN 10 : 4838705581
フォーマット
出版社
発行年月
1994年06月
日本
追加情報
:
224p;20

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読書メーターレビュー

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  • たーぼー さん

    美の神アフロディテから嫉妬されたプシクを愛し、ピタゴラスの定理を『スパルタカスの定理』と間違えた映子を愛した寺山。彼を抑圧からの解放者として信奉する人がいたとしたら、当人の実像とのズレがあるようにも思うが、そんなありきたりな指摘をせずとも、奔放で朴訥とした若干の嘘混じりの告白も時にする寺山の素顔を知ったうえでの寺山愛で間違いないのだろう。ちなみに、この本では山田太一との交流が描かれるが、その中でジイドの『地の糧』の話が出てくる。≪ナタナエルよ書を捨てよ。外へ出よう。≫やっぱり、この台詞を寺山は好んだのか。

  • 小鈴 さん

    高校時代に突き刺さったのは寺山修司だった。このメルヘン全集はもっていました。この表紙を見て思い出した。そしてタイトル「ひとりぼっちのあなたに」。。。あんなに読んでいた寺山修司なのに。思い出せなかった。孤独な私に寄り添ってくれた寺山修司はいつの間にか私から離れていった。

  • 青蓮 さん

    BOOK・OFFで見つけて読みました。寺山修司の文章は詩的でお洒落。様々な肩書きを持っているけれど、やっぱりこの人は根っからの詩人なんだなぁと思いました。ギリシャ神話についての話が面白かったです。子供の頃私もギリシャ神話の本読んでました。「起こさないでください」の札を集めてコレクションし、死んだときに棺桶に沢山ぶら下げたいというのが、とても印象に残りました。私もそれやってみたいな。

  • あお さん

    「こんにちは」はいつでも確実な約束だ。ところが「さよなら」はなぜか現実的でない。人はだれでも「さよなら」を言うときに、希望をいだく。だが、「希望は人類の最後の病気だ」ということも知らないで。-なぜですか?希望こそは「おはよう」であり、人類にとってもっとも確実な約束ではないのですか?(本文) さよならは交わした相手との一日の終わりを意味する。しかし、さよならという言葉の響きのなんと寂しいことだろうか。バイバイが一般化したのはおわりを紛らわせることが理由だと僕には思えてならないのだ。

  • ヒラオカキミ茸 さん

    「起こさないでください Don't disturb」の札をホテルから持ち帰ってコレクションして死ぬときに自分の墓に全部ぶらさげて安眠する、と寺山は書いた。実際どうするつもりだったかは知らないけれど、この前文学館に行ったらそのコレクションが展示してあった。とっておきの骨を土に隠したのに取り上げられた犬みたいで可哀想だ。

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寺山修司

青森県弘前市生まれ(1935〜1983)。日本の詩人・歌人・劇作家。演劇実験室「天井桟敷」主宰。青森高校在学中より俳句、詩に才能を発揮。早稲田大学教育学部に入学(後に中退)した1954(昭和29)年、「チェホフ祭」50首で短歌研究新人賞特選を受賞。歌人、脚本家、演出家、映画監督、写真家、エッセイスト

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