基本情報
内容詳細
米中対立とコロナ禍の中、アジアの経済は未曽有の試練に立たされている。アジアはどこに向かうのか。さらなる経済連携の強化によってこの危機を克服し、新常態にソフトランディングできるのか。それともアジアの分断と停滞の始まりとなるのか。本書は、岐路に立つアジア経済の現状と課題、政策的な対応と今後の展望について様々な視点から考察。
目次 : 第1部 米中対立に翻弄されるアジア(激変するグローバル経済におけるアジアの貿易構造/ 変容する米中経済関係の行方:米新政権の成立 ほか)/ 第2部 パンデミック(コロナ感染拡大)の影響(コロナ禍で高まる対中貿易依存リスク―経済的相互依存関係の危機/ コロナ禍と米中対立が韓国に促すチャイナ・プラスワン ほか)/ 第3部 アジアの経済統合の行方(保護主義とコロナ拡大下の東アジア経済統合―AECの深化とRCEP署名/ 双循環によりグローバル・サプライチェーンの形成を目指す中国―北京経済技術開発区の戦略的新興産業・集積の形成 ほか)/ 第4部 ニューノーマル(新常態)への模索(米中対立と新型コロナ禍を踏まえた中国の発展戦略/ デジタル人民元、中国の取り組みと展望 ほか)
【著者紹介】
石川幸一 : 1949年生まれ。東京外国語大学外国語学部卒業。ジェトロ海外調査部長、国際貿易投資研究所研究主幹、亜細亜大学アジア研究所所長・教授を経て、アジア研究所特別研究員。国際貿易投資研究所客員研究員
馬田啓一 : 1949年生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。杏林大学総合政策学部教授、客員教授を経て、杏林大学名誉教授。(一財)国際貿易投資研究所理事・客員研究員
清水一史 : 1962年生まれ。北海道大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。現在、九州大学大学院経済学研究院教授。国際貿易投資研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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