基本情報
ISBN 10 : 4807920103
内容詳細
目次 : 生化学は、この世界を理解するのに役立つ/ タンパク質の組成と構造/ 酵素の基本概念と反応速度論/ 糖質と脂質/ 細胞膜、チャネル、ポンプ、受容体/ 代謝の基本概念と設計/ 解糖と糖新生/ クエン酸回路/ 酸化的リン酸化/ 光合成の明反応とカルビン回路/ グリコーゲン代謝とペントースリン酸経路/ 脂肪酸と脂質の代謝/ 窒素を含む分子の代謝/ 核酸の構造とDNA複製/ RNA合成、プロセシング、調節/ タンパク質の合成と組換えDNA技術
【著者紹介】
JohnL・Tymoczko : 1976年から教鞭をとったカールトン大学のTowsley財団寄付講座生物学名誉教授である。生化学、生化学実験、がん遺伝子とがんの分子生物学、運動生化学などさまざまなコース、また、生体システムにおけるエネルギー代謝といった入門的なコースを担当した。シカゴ大学を1970年に卒業、そして、同大学Ben Mayがん研究所のShutsung Liaoの研究室で生化学分野の博士号を取得し、同大学生物学講座のHewson Swiftの研究室で博士研究員の職に就いた。研究テーマはステロイドホルモン受容体、リボ核タンパク質粒子、および、タンパク質分解酵素である
JeremyM・Berg : スタンフォード大学のKeith HodgsonとLubert Stryerのもとで研究を行い化学の学士号と修士号を、ハーバード大学のRichard Holmとの研究で化学の博士号を取得した。その後、ジョンズホプキンス大学医学部の生物物理学講座のCarl Paboの研究室で博士研究員を務めた。同校の化学科で1986年から1990年まで助教授、ついで、2003年まで同大学医学部生物物理・生物物理化学科の主任教授を務めた。米国国立衛生研究所(NIH)の国立総合医科学研究所の所長を経て、2011年にピッツバーグ大学に異動し、現在は、コンピューター・システム生物教室の教授、ピッツバーグ財団の会長、個別化医療研究所の所長であり、2011年から2013年まで米国生化学・分子生物学会の会長を務めた。また、米国科学アカデミー医学研究所会員、米科学振興協会特別会員に選ばれている。受賞歴として、米国化学会純粋化学賞(1994年)、Eli Lilly生物化学賞(1995年)、メリーランド若手科学者優秀賞(1995年)、Harrison Howe賞(1997年)を受賞、ほかにも、生物物理学会、米国生化学・分子生物学会、米国化学会、米国細胞生物学会から公益事業賞を受けている。さらに、医学生によって選ばれるW.Barry Wood教育賞、大学院学生教育賞、基礎医学教育教授賞を受賞している。2016年からはScience誌およびその姉妹誌の編集長でもある
Jr.,GregoryJ.Gatto : プリンストン大学のMartin F.Semmelhackのもとで化学の学士号を取得し、Everett S.Wallis有機化学賞を受賞した。ジョンズホプキンス大学医学部のJeremy M.Bergのもとでペルオキシソーム局在化シグナルの認識における構造生物学的な解析を行い、Michael A.Shanoff最優秀若手研究者賞を受賞、2003年に医学博士号(MD,PhD)の学位を取得した。その後2006年までハーバード大学医学部のChristopher T.Walshのもとで博士研究員としてマクロライド系免疫抑制剤の生合成についての研究を行った。現在、GlaxoSmithKline(GSK)社の標的分子探索部門の科学主任およびGSKフェローを務めている
Lubert・Stryer : 1976年から在籍したスタンフォード大学医学部の細胞生物学Winzer寄付講座の名誉教授であり、神経生物学科の名誉教授でもある。ハーバード大学医学部で医学博士号(MD)を取得している。Stryer教授は光と生命の関わりあいについての研究で、米国化学会Eli Lilly生物化学賞(1970年)や知的所有権所有者協会の特別発明賞など多数の賞を受賞している。また、米国科学アカデミー会員、米国哲学会の会員にも選出され、2006年には科学栄誉賞を受賞している。1975年に出版した“Biochemistry”第1版により、生化学教育を一変させた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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