アフリカン・アメリカン児童文学を読む 子どもの本という「励まし」 神奈川大学人文学研究叢書

鈴木宏枝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787292650
ISBN 10 : 478729265X
フォーマット
出版社
発行年月
2022年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;21

内容詳細

抑圧された環境下でも協働して人間らしく生き延びようとしたアフリカン・アメリカンの歴史を、児童文学を手がかりにしてたどる。奴隷制度や人種差別の痛苦を描きながらも、そこから逆説的に浮かび上がる命の強さに焦点を当て、現代を生きる子どもに新たな視点と励ましを与える児童文学のポテンシャルを描き出す。

目次 : 序章 アフリカン・アメリカン児童文学と「励まし」/ 第1章 アメリカのなかの他者/ 第2章 アフリカン・アメリカン児童文学の輪郭/ 第3章 「ブラウニーズ・ブック」の意義/ 第4章 「わたしには夢がある」への応答/ 第5章 歴史の受容/ 第6章 ネットワークの形成/ 第7章 言葉の力

【著者紹介】
鈴木宏枝 : 東京都生まれ。神奈川大学外国語学部教授。専攻は英語圏児童文学・文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • のんたろう さん

    著者の博士論文に加筆修正したものなので、ボリューム満点。最後の2章「ネットワークの形成」「言葉の力」が特におもしろかった。「アフリカン・アメリカン児童文学が目指す多様性がアメリカ児童文学に広く浸透し、アフリカン・アメリカンというただし書きが消え、ただのアメリカ児童文学になることで、アフリカン・アメリカン児童文学が目指すものは真に完成するのではないだろうか」というおわりの言葉に共感。

  • Mipo さん

    あとがきから引用です。この部分にとても共感しました。「一見厳しくみえるアフリカン・アメリカン児童文学は、大人と子どもで「励まし」を共有できるという意味で、実は、この児童文学的な部分をいちばん強くもっている文学かもしれないということに気づきました」。謝辞を兼ねたあとがきは心にしみました。

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