“役割語”小辞典

金水敏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784767491134
ISBN 10 : 4767491134
フォーマット
出版社
発行年月
2014年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
金水敏 ,  
追加情報
:
245p;19

内容詳細

マンガ、アニメ、ドラマ、映画、演劇、小説などのフィクションの世界で多用されている“役割語”を徹底解剖。“役割語”とは、特定の人物像と密接に結びついた特徴的な言葉づかいのこと。

【著者紹介】
金水敏 : 1956年生まれ。博士(文学)。大阪大学大学院文学研究科教授。大阪女子大学文芸学部講師、神戸大学文学部助教授等を経て、2001年より現職。主な専門は日本語文法の歴史および役割語(言語のステレオタイプ)の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あじ さん

    役割語…「わたくしが知っておりますわ」(お嬢様)、「わしが知ってまっせー」(関西人)。「がんす」は怪物くんの狼男、「おら」はドラゴンボールの悟空。ある言葉づかいで、特定の人物像を思い浮かべたり、想像する事が出来る。それが役割語。小説、マンガ、ドラマ等のセリフを例文に使用。たまにコマをカットしたマンガもある。役割語が使われ始めた解説から、使用する人物の解説までする。動詞、名詞等の記述もあり本格的。完成まで六年、世界初の役割語小辞典。「あかさたな」で引けるように側面に印を入れるべき。制約があったのかもしれない

  • 南北 さん

    「役割語」とはフィクションで性別・年齢・身分などをステレオタイプとして表現するために使用することばである。たとえば自称に「わし」を使用したり、語尾に「じゃ」をつけると「老人語」ということになる。他の読み友さんも指摘しているように語数が少ないことが気になる。たとえば「わたし」は収録されていないが、未成年男子は使用しないと思うので、ある意味役割語と言ってもいいような気がする。最近では少女のキャラクターにわざと老人語を使わせるなど新たな展開が見られるが、そういった意味でも読んで楽しめると思う。

  • まるる さん

    【図書館】オススメ本コーナーに置いてあったので即借りてきました。同じ内容でも、聞いただけ、読んだだけでどんな人物が話しているのかわかる、言葉づかいを「役割語」って言うんだって。これは日本独特な言葉づかい。確かに誰に教わることもなく、自然にスンナリと、受け入れてる自分がいるよね。辞書スタイルの内容なので、じっくり熟読が出来ないまま返却日を迎えてしまって残念だったけど、また機会があったら借りてみる。

  • サアベドラ さん

    「ですわ」「ござる」「アル」「ごわす」などフィクションに登場するステレオタイプ化した役割語を約120語取り上げ、その由来や用例を解説した読む辞典。2014年刊。編者はこの分野の第一人者。単語自体は普通の国語辞典や方言辞典にも載っているものだろうが、本書ではフィクションでの使われ方やそれが想起するイメージを記述しており、用例も当然ながらほとんどドラマやアニメやゲームから。項目数自体が少なく物足りない、役割語別索引にページ数しか書いてないため不便など、改良する余地は多いように感じる。増補改訂版を希望したい。

  • おれんじぺこ♪(15年生) さん

    図書館新着本の棚で発見。表紙の絵と「役割語」ってなんだ?に惹かれて借りてきましたが、なかなかじっくり読む時間が取れなかったのが残念。***役割語とは「ある特定の言葉づかいを聞くと特定の人物像を思い浮かべることができるとき、あるいはある特定の人物像を提示されると、その人物がいかにも使用しそうな言葉づかいを思い浮かべることができるとき、その言葉づかいを「役割語」とよぶ。***本文より。日本語って素敵なだけじゃなく、面白い♪と思える1冊。

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