あきない世傳 金と銀 5 転流篇 時代小説文庫

田郁

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784758441476
ISBN 10 : 4758441472
フォーマット
出版社
発行年月
2018年02月
日本
追加情報
:
309p;16

内容詳細

大坂天満の呉服商、五鈴屋の六代目店主の女房となった主人公、幸。三兄弟に嫁す、という数奇な運命を受け容れた彼女に、お家さんの富久は五鈴屋の将来を託して息を引き取った。「女名前禁止」の掟のある大坂で、幸は、夫・智蔵の理解のもと、奉公人らと心をひとつにして商いを広げていく。だが、そんな幸たちの前に新たな試練が待ち受けていた。果たして幸は、そして五鈴屋は、あきない戦国時代を勝ち進んでいくことができるのか。話題沸騰の大人気シリーズ待望の第五弾!

【著者紹介】
田郁 : 兵庫県宝塚市生まれ。中央大学法学部卒。1993年、集英社レディスコミック誌『YOU』にて漫画原作者(ペンネーム・川富士立夏)としてデビュー。2008年、小説家としてデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 小梅 さん

    シリーズ5作目。益々面白くなってきました。この時代、既婚女性は前帯だったんですよね。時代劇などでは花魁は前帯だけど、普通の既婚女性は現代と同じに帯を締める事に不思議とも思わず見ていたけど、花魁が前帯なのは客の一夜限りの妻になる…からなんだから、本来の既婚女性は前帯だったって事だよね。そしてまた気になる所で終わった。

  • 鉄之助 さん

    商いは、時として「非情」を貫かねばならぬ。『あきない世傳』の本質が語られた。これまで恩義があった桔梗屋を買収し屋号を五鈴屋に統一する場面だ。きっちりと、けじめをつけた上で、「情けをかけてやりなはれ」と五鈴屋の元・番頭の治兵衛が、幸を諭した。そのやり取りが、たまらなく心に響いた。昨今の、「吉本騒動」を見ていてつくづく感じる。「情」と「けじめ」が一緒くたになっている、と。けじめはけじめ、しっかりと対処したうえで、「情」の部分でフォローする。日本人のDNAに刻まれた(?)美徳を、今、あらためて見直したい。

  • Yunemo さん

    商いとは?経営とは?、ほんとに商売の指南書感覚で読み終えました。「買うての幸い、売っての幸せ」、これって現代経営にそのままです。が、昨今の一部上場企業の経営姿勢をみると、なかなか難しい。それにしても、せっかくの子宝を無残に、辛さばかりが幸に降りかかります。どうしてこうなってしまうの。最後の一行でまた。私的・個人的な部分で不幸を背負わせます。この第5弾、転流篇と謳われてるように今後の五鈴屋の方向性を示唆する作品となってます。商売を営む者の才覚、非常さが、笑って勝ちに行く姿勢となって、ある面頼もしくもあって。

  • しんごろ さん

    商いでは好結果をあげ、家庭では辛いことあり…人生楽ありゃ苦もあるさという今作でした。人生楽ありゃ楽ばかりと、バラ色の人生にはならないみたい。そこでだ!田さんに物申す!やい、何故、そんなに主人公を苦しめる。幸(さち)がかわいそうだよ(泣)早く幸に幸福な生活が訪れて、店も家庭も円満になってほしいんだけど、何、このラストは……。こいつはいけねえ、いけねえよ〜。(あれ、どっかで聞いたことが…)続きが気になるじゃねえか。

  • 三代目 びあだいまおう さん

    どの巻もそうですが、本を開けて最初に目に届く1ページ目がとても美しくて好きです。望月は漆黒の西天に留まり、明けの明星がひときわ輝きを増している〜〜。前巻終わりの展開から新巻の美しいはじまり。高田郁さんにめっぽう楽しませて頂いてます!現代では当たり前とも言える商いのツボや知恵の端緒は、誰かしらが最初に考え実行してきたものです。慣習にとらわれずリスクを背負いながらも新しいことに挑戦する。本巻も幸の工夫で店はどんどん大きくなります!そして不幸も当然襲ってきます。またまた気になる巻末の展開!止まりません‼️🙇

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田郁

兵庫県宝塚市生まれ。中央大学法学部卒。1993年、集英社レディスコミック誌『YOU』にて漫画原作者(ペンネーム・川富士立夏)としてデビュー。2008年、小説家としてデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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