毛利領国の拡大と尼子・大友氏 列島の戦国史

池享

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784642068536
ISBN 10 : 4642068538
フォーマット
出版社
発行年月
2020年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
池享 ,  
追加情報
:
215p;20

内容詳細

十六世紀後半、西日本では大内氏を倒し台頭した毛利氏をはじめ、尼子や大友、島津などの地域勢力が熾烈な領土争いを繰り広げた。海外交易の実態、流通・経済の発展など社会状況も概観し、西国大名の覇権争いを描く。

目次 : 厳島合戦前夜の西日本―プロローグ/ 1 地域覇権争いの新局面/ 2 地域社会の変容と文化/ 3 東シナ海地域の変動/ 4 毛利氏と尼子・大友氏の死闘/ 5 戦国大名の領国支配/ 6 織田権力との出会い/ 本能寺の変後の西日本―エピローグ

【著者紹介】
池享 : 1950年、新潟県に生まれる。1980年、一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。現在、一橋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • coolflat さん

    厳島合戦のころから織豊権力の直接進出直前まで、西日本を舞台として安芸の毛利氏を主軸に、出雲の尼子氏、周防の大内氏、豊後の大友氏、肥前の龍造寺氏、薩摩の島津氏、伊予の河野氏、土佐の長宗我部氏、一条氏などがどう毛利氏と関係・対立・協力していったのか。これら戦国大名たちの政治史を中心に詳述している。56頁。博多は、大内氏の滅亡にともない対明朝貢貿易が終焉し、大友氏に対する秋月氏の反乱や、竜造寺隆信の侵攻により、町が灰燼に期すなかで衰退し、倭寇やポルトガル勢力が拠点とした肥前平戸や長崎に貿易拠点の地位を奪われた。

  • MUNEKAZ さん

    毛利氏を中心に、戦国時代後半の西国をまとめた一冊。ポスト大内氏をかけた毛利、尼子そして大友の仁義なき争いがメインであり、関東戦国史にも負けない熾烈な争いが描かれている。とくに毛利・大友の筑前博多を巡る戦いは、正面対決あり搦め手の謀略ありの大盤振る舞いで、なかなかスリリング。もう少し注目をされても良い激戦なのではと思う(というか全盛期の大友宗麟はキレキレで強い)。またどの勢力も海賊衆を味方につけることに注力しており、海を通した繋がりの多さも西国らしいところだと思う。

  • 竜玄葉潤 さん

    月山富田城に行きたくて読み始めたが、尼子、大友だけでなく、豊臣以前の中国、四国、九州を網羅して面白かった。専門的すぎるからと思って敬遠していたこのシリーズ、他も読んでみよう。

  • m__akiyoshi さん

    西日本の大名の海外との交易について、日明貿易や朝鮮半島との交易以外にも、例えば大友氏は東南アジアとも交易をしていたのは驚いた。当時の人たちのチャレンジャー精神というかエネルギーというか、力強い印象を受けた。そりゃヨーロッパまで使節を送るよね…と納得。しかし帰国後の彼らはあまり幸せでは無さそうなのが、時間の経過の怖さを教えてくれる。

  • akuragitatata さん

    毛利領国とあるけど、実際には戦国四国史で非常に広範な領域を詳細に扱っている。信長の強行な対長宗我部政策が明智光秀の謀叛を起こしやすくしたとか、最新のトピックがさらっと書かれているのもよい。分国と家と国家という単位をめぐる国家論も面白い。

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