江戸の親子 父親が子どもを育てた時代 読みなおす日本史

太田素子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784642067287
ISBN 10 : 4642067280
フォーマット
出版社
発行年月
2017年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
243p;19

内容詳細

家の継承に重きをおく江戸時代、父親は主体的に子育てにかかわった。下級武士の日記から、子どもの誕生、成育儀礼、年中行事、遊びや手習い、病の心配と死の悲しみなどを読み解き、親子関係と子育ての実態に迫る。

目次 : 序章 楠瀬大枝日記『燧袋』の世界/ 第1章 家制度下における結婚と子ども/ 第2章 子どもの病と死/ 第3章 城下町の暮らしと子ども/ 第4章 教え学ぶ風景―手習い塾・藩校・サロン/ 第5章 江戸時代の子育てと『燧袋』

【著者紹介】
太田素子 : 1948年東京都に生まれる。1975年お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程修了。湘北短期大学、埼玉県立大学などを経て、和光大学教授、教育史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ツキノ さん

    少しずつ読み進めてようやく読了。23年前に出版されたものが「読みなおす日本史」として再刊。土佐藩下級武士楠瀬大枝が26年間記した『燧袋』(ひうちぶくろ)という日記を手掛かりに、子どもの誕生、成育儀礼、年中行事、遊びや手習い、病の心配と死の悲しみなどを読み解く。近世の人々は、「人が情に突き動かされることにどことなく寛容」で大枝の家族や子どもに対する関係も親切で共感的なもの、というのもおもしろい。しかし学者の仕事というのはすごいな。こういう「読み解き」があってこそ当時の暮らしぶり、考え方を知ることができる。

  • mick さん

    高知の下級武士が残した日記をもとに、その家庭と子供に焦点を当てた内容。父親が育てた、というのには言い過ぎの感が。子供は家のものであり、通常離縁した母親についていくことはない。子供が病によって亡くなることの多さに驚く。7歳までは神の子というのが決して大袈裟ではないことが資料からみてとれる。

  • 剛田剛 さん

    「家族」というシステムは「イエ」というシステムと似て非なるものではあるのだが、「イエ」の継承にあたって多大な責任を負う父親(当主)の行動様式の中には、「子供の養育に対する積極的態度」も含まれている。特に下級武士の生活においては、「子守り」を普通に引き受けている様子も見てとれる。古い時代の父親は子育てに無関心、というステレオタイプは、封建社会でなくむしろイエ制度が崩壊した時期にこそその根元が求められるのかもしれない。

  • 酒井 敦 さん

    江戸時代の子どもをどのように育てたかの話。子の教育は、父親の責任というのが興味深かった。家を継ぐという意味だと思うのだけど。夫婦で誰が責任を負っているかという感じであり、離婚夫婦の話ではない。

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