天皇側近たちの奈良時代 歴史文化ライブラリー

十川陽一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784642058476
ISBN 10 : 4642058478
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
追加情報
:
192p;19

内容詳細

古代における天皇側近とは、いかなる存在なのか。聖武天皇・光明皇后を中心とした人間関係や、内臣をはじめとする側近たちの活動から具体像に迫る。天皇家と律令制の下で側近が果たした役割を探り、古代国家像を描く。

目次 : 側近とは何者か―プロローグ/ 日本古代史における側近の可能性/ 側近のてがかり―天皇周辺の事業から/ 側近の具体像・内臣/ 側近の諸相/ 内臣の変質と新しい側近の姿/ 側近からみた日本の古代国家―エピローグ

【著者紹介】
十川陽一 : 1980年、千葉県に生まれる。2009年、慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。現在、山形大学人文社会科学部准教授、博士(史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • はちめ さん

    どうも側近という言葉のニュアンスが違うように思う。本書では不思議なことにあまり取り上げられないが、中臣鎌足は天智天皇個人の家産の仕事もしたかもしれないが、内臣というのは無任所の大臣のような立場で国家全般について天智天皇を輔弼したのが主な仕事だろう。これを側近というのはあまりに軽い。あとがきに著者自身も触れているが、全体的に生煮え感がある。まあ、古代の側近的な人たちのエピソード集と捉えれば面白くはある。☆☆☆★

  • 星乃 さん

    側にいて何か有効な知恵を授けてくれるような家来を側近と呼ぶのだろうと漠然と考えていたが、奈良時代においては天皇の家産を管理する者が側近であると筆者は定義。要は天皇の財布を預かる者。光明皇后の母・県犬養美千代を供養する際、天皇家が資金を出したことから、外戚である藤原氏が天皇家産を管理する流れになった出来事が背景にある。天皇の個人的な人間関係で回っていた側近も律令が整ってくると次第に公務員の一員として国の枠組みに吸収され、天皇の財布と国の財布も統合されていく。

  • あまたあるほし さん

    高麗福臣が気になる。渡来人。

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