関東大震災と戒厳令 歴史文化ライブラリー

松尾章一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784642055628
ISBN 10 : 4642055622
フォーマット
出版社
発行年月
2003年09月
日本
追加情報
:
19cm,205p

内容詳細

大震災直後の戒厳令下、多くの朝鮮人・中国人らが殺害された。軍隊と警察は、流言蜚語に惑わされた民間人の自警団による虐殺を抑制する側だったのか。デマの出所などから、隠された真実を暴く。

【著者紹介】
松尾章一 : 1930年、朝鮮京城府に生まれる。1962年、法政大学大学院博士課程単位修得。1971年、文学博士。現在、法政大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 那由田 忠 さん

    通説では朝鮮人が6千、中国人が7百虐殺された。中国は独立国だったのでかなり正確に調べられたが、植民地だった朝鮮人については調査が今も不十分。大災害時とはいえ平時だから、この規模で自警団に大多数が殺されるのはきわめて異常である。その異常さを感じていないように見えるのが最も不思議。在郷軍人によって自警団が結成され一定の武装が行なわれたとしても、実際に朝鮮人集団を見つけたとき、非武装な人々を殺害する理由や状況が全く見えない。武装⇒殺害の因果関係では説明できないはず。

  • おたきたお さん

    関東大震災下で起こった朝鮮人虐殺がどのように起こったか、を検証した著書。1910年の日韓併合以後、朝鮮人の労働力が徐々に増えていった(しかもそれは日本の要請でそうなった)状況で、それに対して不信・不満を持つ階層が徐々に増えつつあった。その殆どの人々は直接朝鮮人とは関わりがなかった。震災直後各地に自警団ができ、それらが虐殺の主力となった。マクロに見ると、官僚組織の末端である警察官に対する不信感と、「国民の」軍隊に対する信頼が入れ替わった時期が1923年であるとのこと。その22年後に日本は連合国に敗戦する。

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人物・団体紹介

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松尾章一

1930年朝鮮京城府(現在韓国ソウル)に生まれる。1946年日本の敗戦で中国・青島日本中学校三年で日本に帰国。神奈川県立横須賀中学校二年に編入。新制横須賀高校を卒業(1954年)。1953年服部之總の私設助手。1954年横浜国立大学卒業。1956年法政大学人文科学研究科日本史学専攻修士・博士課程(1

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