冷戦終焉期の日米関係 分化する総合安全保障

山口航

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784642039222
ISBN 10 : 4642039228
フォーマット
出版社
発行年月
2023年01月
日本
追加情報
:
379p;22

内容詳細

総合安全保障とは何か。それはただ経済や食糧を含む安全保障を意味してはいなかった。日米の政府機密解除文書や当事者への聞き取りに基づき、大平正芳・鈴木善幸・中曽根康弘政権とカーター・レーガン政権の政治外交過程を再現。当該期の日米同盟を、多層性と多様性の概念を用いて捉え直す。今日活発な安全保障論議を建設的にするための意欲作。

目次 : 序章 総合安全保障と日米関係の交錯/ 1部 大平正芳政権とカーター政権(近代を超えて―大平政権による総合安全保障の提唱/ デタントから新冷戦へ―イラン問題とアフガニスタン問題 ほか)/ 2部 鈴木善幸政権とカーター・レーガン政権(総合安全保障関係閣僚会議―鈴木政権による総合安全保障の制度化/ 日米の齟齬―狭義の安全保障の限界 ほか)/ 3部 中曽根康弘政権とレーガン政権(国際国家日本―中曽根政権による総合安全保障の継承/ 「ロン・ヤス」の時代―日米安全保障関係の進展 ほか)/ 終章 見出された総合安全保障

【著者紹介】
山口航 : 1985年、兵庫県に生まれる。2014年、同志社大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、帝京大学法学部専任講師、博士(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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