デモクリトスと量子計算

スコット・アーロンソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784627872011
ISBN 10 : 4627872011
フォーマット
出版社
発行年月
2020年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
森弘之 ,  
追加情報
:
370p;22

内容詳細

計算と物理学、人間とコンピュータ、そして、知性と感性―量子論、計算複雑性理論、心と脳、自由意志、タイムトラベル、宇宙論を縦横無尽に駆け巡る、鬼才アーロンソンの怪作、ついに翻訳。書き下ろしの序文付き。

目次 : 原子と空間/ 集合/ ゲーデル、チューリング、その仲間たち/ 心と機械/ 原始計算複雑性/ P、NP、その仲間たち/ ランダムネス/ 暗号/ 量子/ 量子計算/ ペンローズ/ デコヒーレンスと隠れた変数/ 証明/ 量子状態はどれほど大きいか/ 量子計算に対する懐疑論/ 学習/ 対話型証明、回路下界、その他/ 人間原理で遊ぶ/ 自由意志/ タイムトラベル/ 宇宙論と計算複雑性/ 質問タイム

【著者紹介】
スコット・アーロンソン : テキサス大学オースティン校コンピュータサイエンス学科教授。同校量子情報センター所長。高校中退後、コーネル大学で学士号を、カリフォルニア大学バークレー校でウメーシュ・ヴァジラーニのもとでコンピュータ科学のPh.D.を取得。ウォータールー大学、マサチューセッツ工科大学などを経て現職。専門は量子計算、計算複雑性理論。ブログ“Shtetl‐Optimized”や400以上もの計算複雑性クラスに関するオンライン百科事典“Complexity Zoo”の著者として有名。サイエンティフィック・アメリカン誌やニューヨーク・タイムズ紙にも寄稿

森弘之 : 東京都立大学理学研究科物理学専攻教授。専門は物性理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mft さん

    難しいが読んでいて楽しい。計算量理論と物理学は読む前には想像もしなかったぐらい重なり合った分野だった。隠れた変数についてまで計算量と結びつけて語られるとは。そしてこれだけは憶えておきたい: 量子力学は2ノルムの確率論だ!

  • kinaba さん

    ☆ これは素晴らしい。量子計算という、ある種物理現象のコーナーケースをハックして加速する計算原理が現れたことによって、計算複雑性理論から来る仮説を物理の世界へと繋いでしまう。モダンな計算複雑性理論のトピックに一気に触れるエッセイとしても勢いがある

  • Haruki さん

    量子計算は古典計算よりも計算量(時間的、空間的)が少ない仮説について、著者の専門である計算複雑性理論の観点で、複雑性クラスの分類を基礎に、量子の性質や、量子状態の情報量的な解釈に関わる話題に触れる。確率振幅が複素数なのは2ノルムが1になる性質を満たす数であるとか、BPP≠BQPであるかについての見解とか、さらに隠れた変数理論、学習、人間原理、自由意志、といった哲学的なテーマも触れながら縦横無尽に駆け巡る。答えを解説するのではなく、問いとその考え方を主に示すという意味で、本書は哲学書とも読めるだろう。

  • 蠍 さん

    帯には色々書いてあったが、基本的には計算複雑性理論についての本。 通読したが、正直どこを切り取っても理解したとは全く言えないほど難しい。 特に論理学の公理、13,17章の証明に関するところはわからなさすぎて、勢いで流してしまったのでこの分野の知識が深まった段階で再読したい。 さまざまな思考実験を行ってくれているので、この分野の知識がある程度入っている状態で読んだ方が良いと思う。 内容は重いが、箇条書きでなく、文章体で書かれているのも初心者にとって思考が整理しにくい要因かと思う。。

  • og さん

    私の理解は到底読了とは言えない。 途中、出てくる用語を調べながら読み進めること、2年半。理解するには、基礎から勉強しなくてはならないと反省しきり。ctc (時間的閉曲線)に入れば、十分な時間のもと、理解出来るようになるかもしれないと夢見る60代後半のじじいの感想でした。

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スコット・アーロンソン

テキサス大学オースティン校コンピュータサイエンス学科教授。同校量子情報センター所長。高校中退後、コーネル大学で学士号を、カリフォルニア大学バークレー校でウメーシュ・ヴァジラーニのもとでコンピュータ科学のPh.D.を取得。ウォータールー大学、マサチューセッツ工科大学などを経て現職。専門は量子計算、計算

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