ピッツバーグ・総合病院精神医学マニュアル コンサルテーション・リエゾン精神医学

精神科医のみならず、内科医・外科医も対象とした、コンサルテーション・リエゾン精神医学（総合病院精神医学）の包括的かつ実践的な手引書。総合病院で遭遇することの多い、精神症状・精神疾患の診断と治療について、ＤＳＭ‐５（精神疾患の診断・統計マニュアル第５版）に準拠して解説する。具体的な治療戦略に踏み込んだ詳述は、類書やガイドラインにはみられない本書の最大の特長。臨床での実践マニュアルとしての活用に加え、日進月歩の本領域の米国における到達点を知る上での最良のテキスト。

目次 : 第１部　導入（心身医学とコンサルテーション・リエゾン精神医学の歴史/ 総合病院入院診療における精神科コンサルテーション）/ 第２部　一般医療現場における精神医学的診断とマネージメント（一般医療現場での気分障害と不眠症/ 一般医療現場における不安　ほか）/ 第３部　神経疾患およびその他の医学疾患に伴う精神症状（せん妄/ 一般医療現場における神経認知障害　ほか）/ 第４部　医薬品使用と物質使用の緊急合併症（カタトニア（緊張病）、悪性症候群、セロトニン症候群/ トキシドローム（中毒症候群）：毒物学と精神疾患患者　ほか）/ 第５部　総合病院精神医学における重要トピックス（周産期精神医学/ サイコオンコロジー　ほか）

【著者紹介】
K.D.アッカーマン : ピッツバーグ大学医学部Ｗｅｓｔｅｒｎ　Ｐｓｙｃｈｉａｔｒｉｃ　Ｉｎｓｔｉｔｕｔｅ　ａｎｄ　Ｃｌｉｎｉｃ、ピッツバーグ大学医学部精神医学准教授

A.F.ディマティーニ : ピッツバーグ大学医学部Ｗｅｓｔｅｒｎ　Ｐｓｙｃｈｉａｔｒｉｃ　Ｉｎｓｔｉｔｕｔｅ　ａｎｄ　Ｃｌｉｎｉｃ、Ｓｔａｒｚｌ　Ｔｒａｎｓｐｌａｎｔ　Ｉｎｓｔｉｔｕｔｅ、ピッツバーグ大学医学部精神医学（Ｐｓｙｃｈｉａｔｒｙ，Ｓｕｒｇｅｒｙ　ａｎｄ　Ｃｌｉｎｉｃａｌ　ａｎｄ　Ｔｒａｎｓｌａｔｉｏｎａｌ　Ｓｃｉｅｎｃｅ部門）教授

村井俊哉 : 京都大学大学院医学研究科（精神医学）教授、医学博士

林晶子 : 大津赤十字病院神経科・精神科部長。京都大学大学院医学研究科修了、医学博士。京都大学医学部附属病院精神科神経科、京都大学医学部附属病院がんセンター准教授などをへて現職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）