基本情報
内容詳細
一九世紀末以降のイギリス本国とその植民地がおりなす「ブリティッシュ・ワールド」に関する歴史研究は、南アフリカ史研究においても重要な意味をもってきた。特異な人種構成をもつ南アフリカで、イギリス人はいかにそのアイデンティティを保とうとしたのか。筆者による丁寧な歴史分析は、現代の南アフリカの精神性、エスニシティを考える上で重要なものとなろう。
目次 : 序(パーラメント・スクエアの銅像/ 南アフリカにとってのイギリス)/ 第1部 ミルナー・キンダーガルテンと南アフリカ連邦結成(二〇世紀初頭までのケープと南アフリカ/ キンダーガルテンの南アフリカ経験 ほか)/ 第2部 イギリス系歴史家たちの南アフリカ経験(二〇世紀前半の南アフリカ/ エリック・ウォーカーと南アフリカのブリティッシュ・リベラリズム ほか)/ 第3部 イギリス系とカラード(一九一〇年代までのカラード/ 一九二〇、三〇年代のイギリス系とカラード ほか)/ 結論
【著者紹介】
堀内隆行 : 1976年生まれ。博士(文学)、京都大学。日本学術振興会特別研究員、新潟大学人文社会・教育科学系准教授を経て、金沢大学人間社会研究域歴史言語文化学系准教授。専門は西洋史(南アフリカ史、イギリス帝国史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(「BOOK」データベースより)
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