食 90億人が食べていくために サイエンス・パレット

ジョン・R.クレブズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784621089415
ISBN 10 : 4621089412
フォーマット
出版社
発行年月
2015年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
212p;18

内容詳細

食と人の長い歴史や、好き嫌いを生む味覚、また食べ物に潜む恐ろしい病気、栄養学と健康にまつわる話など、さまざまな視点から「食」についてお伝えします。最後の章では、2050年までに人口が90億人を超えると考えられていますが、その時、すべての人びとが十分食べていけるのかを考えていきます。英国食品基準庁の長官を務め、ナイトの称号を持つクレブス卿による、食の歴史と現代事情を冷静に見つめた「食」への入門書。

目次 : 1 食いしん坊の裸のサル(人類の進化/ 私たちの祖先の食べ物 ほか)/ 2 好き、好き、だ〜い好き!(味覚/ うま味 ほか)/ 3 何が悪かったんだろう?(BSE/ ミルク ほか)/ 4 あなた=あなたが食べた物(栄養学のはじまり/ ビタミン ほか)/ 5 90億人の「食」(食糧増産の可能性/ 化学肥料 ほか)

【著者紹介】
ジョン・クレブス : オックスフォード大学ジーザス・カレッジ学長。動物行動学者。英国上院議員。英国食品基準庁の初代長官を務め、BSE問題の終息と口蹄疫の大発生を短期間で終息させることに従事した

伊藤佑子 : 創価大学名誉教授。医学博士。専門は極限環境微生物学・分子生物学

伊藤俊洋 : 一般財団法人北里環境科学センター理事長。農学博士。専門は極限環境微生物学・脂質生化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ジュール リブレ さん

    オックスフォードの学長が『食』というタイトルでまとめた一冊。読みやすい文章ながら、教養があるって、こういうことだな、と改めて思わされる。「あなたは、あなたが食べたものでできている。」You are what you eat.ただ平面的に添加物が悪いとか、GMOがダメだとか、では済まない現実も身につまされる。二元論ではなく、多面的に考えることが大事だな。

  • バナナフィッシュ。 さん

    「グルコサミン」「ペプチド」「コラーゲン」広告業界のフレーズに踊らされないよう気をつけなければ。メタ解析でちゃんと有意さをもって実証されているか。※で小さく書いてあるところに注目して見なければ。被験者20人?ちゃんと交絡因子を考慮した?元にした論文はちゃんと設計された実験?またまた適当なことばっかり書いちゃって。

  • 伊野 さん

    90億人分の食料を確保するために必要なこととして、主にGM等生産技術の適切な利用、廃棄物の抑制、そして肉食から菜食への移行が挙げられている。1キログラムの牛肉が食卓に上る過程には、餌となる穀物を育てる水などの「見えない水」が大量に消費されており、このような有限資源の取合いが人口増加だけでなく、環境問題や発展途上国の近代化等により複合的な問題となっている。世界的課題をいかに家庭にまで浸透させるか問題は多々あるが、いずれにしても、本書は読みやすく、中学生から大人まで幅広く教養として読むことができる。

  • ベル さん

    【食S】食に関する入門書としては最良≠フ部類に入る一冊。まず、なんといっても薄い。本文は200頁弱だ。これなら入門者でもモチベーションを維持できる。次に、読みやすさ。まさに難しいことを簡単に≠セ。そして的確な守備範囲。要するに、広く浅く満遍なく。巻末には「さらなる読書のために」と、専門書のナビもある。自分は有機農業に関する興味が俄然湧いた。GM食品に関しては著者と意見を異にするが、副題にもなっている最終章は実に考えさせられる。敢えて難を言えば、漁業についてもう少し扱ってもらいたかったかな。

  • yyrn さん

    作者のジョン・クレブスという名前に聞き覚えがあったが、奥書を見て思い出した。イギリスの食品基準庁の初代長官としてBSEや口蹄疫騒動を終息させた人物だった。国会議員だが学者なので文章はいたって理論整然としていて非常に分かり易かった。2050年の地球の人口が90億人と予想される中、食を取り巻く状況(飢え、過食、廃棄、農法、安全等)について様々な側面から論じているのだが、例えば、世界中で疑問視されている遺伝子組み換え農作物の有用性や、評価の高い有機農業の非効率性の指摘など、マスコミ的でない点が新鮮だった。

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