コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント基本編

Philip Kotler

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784621066133
ISBN 10 : 4621066137
フォーマット
出版社
発行年月
2014年04月
日本
追加情報
:
455p;24

内容詳細

本書は、Philip Kotler and Kevin Lane KellerによるA Framework for Marketing Management, 3rd Edition, Prentice Hall, 2007の邦訳であり、同一著者によるMarketing Management, 12nd dition, Prentice Hall, 2006(月谷真紀訳、恩藏直人監修『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント』ピアソン・エデュケーション、2008年)の理論部分を中心に再構成した基本編である。

Marketing Managementは上級マーケティング・テキストの決定版であり、ノースウェスタンやスタンフォードなど米国のトップ・ビジネス・スクールを中心に世界各国で採用されている。しかし、原著は700ページ、邦訳版では900ページを越える大著であり、ビジネス・スクールなどでマーケティングを専門的に学ぼうとする者を除くと、簡単に手を出せる本ではない。基本編はそうした読者のニーズに応えて出版された書であり、正統的かつ本格的なマーケティングに触れたい、しかしもう少し手軽に触れたいと願っている人々に向けられている。「基本」とは必要なマーケティング知識だけに絞り込んでいるという意味であって、限られた紙幅の中にマーケティングのエッセンスや枠組みが凝縮されていると理解して欲しい。
Marketing Managementは1968年の初版から40年を越えて親しまれてきているが、版を重ねることによって、学問としてのマーケティングの発展と深化を反映しながら版を重ねてきた。特に第12版からは、ケラー教授を迎えることによって内容が大幅に改訂されており、この基本編も第3版からケラー教授との共著である。内容は7部18章からなる構成であり、マーケティングの主要概念が漏れなく盛り込まれている。特に第3部「強いブランドの構築」では、ブランド論に強いケラー教授の持ち味が活かされており、ブランド・エクイティ論やポジショニング論に関する充実した議論の追加によって、本書の魅力が大きく高められている。

本書の監修にあたっては、早稲田大学大学院商学研究科に在籍する外川拓、若林千紘、新井将能の3氏の協力を得た。彼らの忌憚のない指摘や意見は、本書の随所で活かされており、本書の完成度を高めてくれている。
最後となったが、常に読みやすい翻訳をしてくれる月谷真紀氏、月谷氏とのコーディネータ役を果たしてくれた株式会社バベルの鈴木由紀子氏、編集作業を熱心に進めてくれたピアソン・エデュケーションの菊池きさ子氏に対して、心よりお礼申し上げる。全員の素晴らしいチームワークがあってこそ、本書が生まれていることを改めて強調しておきたい。
本書により、正しいマーケティングの知識が広まり、マーケティングの理解者と支援者が増えることを願っている。我が国のマーケティングの発展に貢献できたならば監修者としてこれにまさる慶びはない。
恩藏直人

※本書は2008年12月に株式会社ピアソン桐原より出版された同名書籍を再出版したものです。

【著者紹介】
フィリップ・コトラー : ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院でインターナショナル・マーケティングのS・C・ジョンソン&サン・ディスティンギッシュド・プロフェッサー。シカゴ大学で経済学修士号、マサチューセッツ工科大学で経済学博士号を取得した後、ハーバード大学で数学、シカゴ大学では行動科学を研究した。マーケティングの世界的権威のひとりである

ケビン・レーン・ケラー : ダートマス大学タック経営大学院E・B・オズボーン・マーケティング教授。デューク大学フクア・ビジネススクールで博士号を取得。ブランド・エクイティの構築、評価、管理に関するマーケティング戦略および戦術の研究を行っている。ブランド・ブランディング、戦略的ブランド・マネジメントの研究では国際的リーダーのひとりである

恩藏直人 : 1982年早稲田大学商学部卒業、その後、同大学大学院商学研究科を経て、1989年早稲田大学商学部専任講師。1996年より教授。2009年より早稲田大学商学学術院長兼商学部長。博士(商学)

月谷真紀 : 上智大学文学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ます さん

    大学の授業で使うような本で、図書館で借りた程度では最後まで読了できずです。

  • 骨ゆん さん

    マーケティングの基礎から学びたい人向け。元の千頁くらいの本よりスッキリしていて読みやすい。企業の核である理念や向かう先の明確化から、SWOT分析、競合他社を見ての戦略、狙う顧客層、自社ブランド・イメージ、価格決定、提供サービスの密度や種類、新規市場への参入や撤退、マーケティング部門の構成、流通、広告…… こういう様々な要素を統合して考えれるようになる。難点は読書時間が結構かかることです。入門書読んでからこの本に入る方が楽かと思います。

  • rebanira_itame_man さん

  • pino さん

    途中で断念。教科書なので理論ベースなのはもちろんだが、読んだだけでは実行に移しづらい。辞書のように逆引きで使うような本なのかもしれない。

  • Cozy さん

    複数のカテゴリーと製品を有する自社の勝ち方を考えるうえで常に自社に変換して試行錯誤しながら読み進めていった。カテゴリーによってリーダー/チャレンジャー/フォローワー/ニッチャーの違いによって今後の戦略を組み立てるヒントを頂くことができた。こうして原理原則に学び自分事に変換することをこれからも積み重ねていきたい。

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