盗撮をやめられない男たち

斉藤章佳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594089290
ISBN 10 : 4594089291
フォーマット
出版社
発行年月
2021年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;19

内容詳細

検挙件数は10年で倍増!痴漢と並ぶ日本の2大性犯罪。誰もが陥る“行為依存”の恐怖。ある日、あなたや家族が盗撮にハマるかもしれない。2000人以上の加害者治療に携わってきた専門家が、その心理や手口・治療方法を初めて解き明かす。

目次 : 第1章 身近で起きている盗撮被害の実態/ 第2章 盗撮をはびこらせる日本社会/ 第3章 盗撮をやめられなくなる理由/ 第4章 なぜ男性が盗撮にハマるのか/ 第5章 証言・私が盗撮した理由/ 第6章 再発防止と回復のために/ 第7章 加害者家族の抱える苦悩/ 第8章 対談・上谷さくら弁護士と語る「盗撮罪」法制化に向けて

【著者紹介】
斉藤章佳 : 精神保健福祉士・社会福祉士。大船榎本クリニック精神保健福祉部長。1979年生まれ。大学卒業後、アジア最大規模と言われる依存症回復施設の榎本クリニックでソーシャルワーカーとして、長年アルコール依存症をはじめギャンブル・薬物・性犯罪・DV・窃盗症などさまざまな依存症問題に携わる。専門は加害者臨床で、現在までに2000人以上の性犯罪者の治療に関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 松本直哉 さん

    二人の加害者の告白を興味をもって読んだ。自らの罪を悔い、更生を誓い、再犯防止プログラムに参加しても、それでもなお再犯してしまう様子を読むとこれはほとんど依存症で、著者の提供するような更生プログラムの必要性とその限界を示す。二人とも、盗撮サイトの視聴が引き金の一つになっていたことは見過ごせない。ここからは私見だが、ポルノサイト全体を規制するのは行き過ぎにしても、少なくとも盗撮・痴漢・強姦を扱ったものについては、それが犯罪を誘発する引き金になるため、児童ポルノ並みの厳しい規制をかけるべきではないだろうか。

  • kanki さん

    学習された行動。男尊女卑、優越感、認知の歪み。枯渇恐怖、他者回避性も。4つのING

  • みなみ さん

    斉藤彰佳氏の本を読むのは3冊目。痴漢、万引き、そして盗撮。盗撮は非接触型の性犯罪であるゆえに加害者に罪の意識が薄く、条例でしか罰せられず、第三者も軽く捉えがち。しかし被害者の写真はネットに既に流出して取り返せず、トイレやエスカレーターにトラウマを抱いてしまう。痴漢の本でも万引きの本でも、背景にあるのは日本の男尊女卑社会だとハッキリ指摘されている。五輪選手の盗撮でようやく盗撮が取り締まられるようになったのが外圧に弱い日本らしいとの指摘もあり。改めて思うのは、日本社会は依存症に対して無理解だということ。

  • こうせいパパ さん

    加害者は、自分の家族や職場など身近な人に対して「大変なことをしてしまった」という申し訳なさを感じていても、「被害者に対して取り返しのつかない加害行為をした」という認識が抜け落ちている、という点は興味深い。被害者にとっては、その後の生活でも安心安全が脅かされているのだが、加害者はその点が頭になく、両者の間で謝罪の言葉がかみ合わないというのは、盗撮に限らず多くの犯罪に当てはまると感じた。

  • kei-zu さん

    盗撮の行為者は、ごく普通の男性が多いそうで、スマホの普及が誘惑を大きなものにしているとのこと。 依存症は、快楽の追求ではなく不快の回避であるという。治療には、アルコール中毒と同様の手法を利用されるとの説明には、なるほど。

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