アリ語で寝言を言いました 扶桑社新書

村上貴弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594085469
ISBN 10 : 4594085466
フォーマット
出版社
発行年月
2020年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
246p;18

内容詳細

熱帯の森を這いずり回り60回以上ヒアリに刺されまくった「アリ先生」による驚愕のアリの世界!一生巣の“扉”役、一生天井からぶら下がっている“貯蓄”役など究極の役割分担社会に進化した。

目次 : 第1章 アリはすごい!/ 第2章 農業をするアリ/ 第3章 おしゃべりするアリ/ 第4章 男はつらいよ…アリの繁殖/ 第5章 働きアリの法則は本当か…アリの労働/ 第6章 ヒアリを正しく恐れる

【著者紹介】
村上貴弘 : 九州大学持続可能な社会のための決断科学センター准教授。1971年、神奈川県生まれ。茨城大学理学部卒、北海道大学大学院地球環境科学研究科博士課程修了。博士(地球環境科学)。研究テーマは菌食アリの行動生態、社会性生物の社会進化など。NHK Eテレ「又吉直樹のヘウレーカ!」ほかヒアリの生態についてなどメディア出演も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゆいまある さん

    アリ研究者によるアリの本。頭のいい人がユーモアたっぷりに書いた本は面白いし、読んでいて気持ちいい。アリの種類を幾つ言えますか。アリがこんなに奥深く多様な生き物だとは。アリから学ぶことは多い。何故か近所にいるアリではなく、パナマにいるハキリアリを研究してしまい、何百時間もぶっ通しでアリを見続ける内にハキリアリの言葉で寝言まで言ってしまう。ヒアリの研究者でもあり、今迄の成果を活かして、音による駆除を研究中。楽しみである。しかしニュージーランドは新型コロナといい、ヒアリといいどうしてこう、適切に対処できたのか。

  • けんとまん1007 さん

    面白いの一言。アリの世界は、広く、かつ深い。真社会性という言葉を初めて知ったが、なるほどと思う。今の人間は、果たしてどうなのだろうと考えた。あと、村上先生の研究姿勢が素晴らしい。一心不乱でありながらも、やはり、どこかで冷静さも保っている・・・ように思える。そうじゃないと、研究はできないだろう。最後の方に、お手製の履物がでてきて、それが、あの走る部族から来たとは、驚き。

  • 夜長月🌙 さん

    生物の中で組織的な社会性ではもちろん人類が頂点にいると思っていましたが人類は亜社会性生物でアリは真社会性生物なのです。アリの合理的社会システムは驚くばかりです。組織に役立つために細かい分業が確立されています。一生、天井にぶら下がって栄養分の貯蔵庫役となるミツツボアリなどはその最たるものです。農業をするアリの生態の秘密や研究上の工夫や困難など読みどころ満載でした。

  • トムトム さん

    人間の脳でアリの社会性を真に理解するのは無理じゃないかと思います。分かろうとすればするほど混乱します。深く考えずアリのままに理解すれば良いのでしょう♪正しく怖がる話も面白かった。足の幅が広い話でものすごい共感しました。私も物心ついた時から外反母趾気味。しかし、ここ5年ぐらい毎日スニーカーで過ごしていたら、人生で初めて外反母趾が治りました!人目よりも自分の快適を追求した方が良いみたい。大量消費経済から一抜けた!マイペースに過ごすようにしてからの方が、仕事や人間関係も良い感じでまわるようになった気がします。

  • きみたけ さん

    予想に反して面白い本でした。著者は九大の村上准教授。アリの様々な能力、アリの繁殖事情、農業をするハキリアリ、ヒアリの怖さなどを紹介。アリの社会は超合理的で生まれながらにして役どころが決まっており、女王アリや働きアリの他に一生「扉」役や「貯蔵庫」役のアリもいるとは驚きです。また社会性の高いアリはヒトと同じ「2:6:2」の法則(全体の2割優秀・2割サボリ)が成立するそうです。アリが菌類を選んでいるのではなく、菌類がアリを選んでいるというコペルニクス的発想が、「サピエンス全史」の考えに通じていて感動しました。

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