ウィリアム・リンゼイ・グレシャム

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本

ナイトメア・アリー 悪夢小路 扶桑社ミステリー

ウィリアム・リンゼイ・グレシャム

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基本情報

ジャンル
：
文芸
ISBN/カタログNo
：
ISBN 13 : 9784594084899
ISBN 10 : 4594084893
フォーマット
：
本
出版社
：
扶桑社
発行年月
：
2020年09月
発売国
：
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
矢口誠 ,  
追加情報
:
５３９ｐ；16

内容詳細

ギレルモ・デル・トロ監督　映画化！

見世物小屋、タロット、降霊術…
野心的な奇術師の魂の彷徨を描く
異形のカルト・ノワール！

スタン・カーライルは、カーニヴァルの巡
回ショーで働くしがないマジシャンだ。だ
が彼には野心があった。いつの日か華々し
い成功と大金を摑んでみせる。同じ一座の
占星術師ジーナと関係をもち、読心術の秘
技を記したノートを手に入れたスタンは、
若く美しいモリーと組んでヴォードヴィル
への進出を果たすが……タロットの示す運
命とファム・ファタールに導かれて、栄光
と絶望の果てに男がたどり着く衝撃のラス
トとは。特異な世界観で魅了する闇色のカ
ルト・ノワール、登場！（解説・霜月蒼）


William Lidsay Gresham
ウィリアム・リンゼイ・グレシャム　

1909年、米国メリーランド州ボルティモア生まれ。様々な職歴を経たのち、実録犯罪雑誌の編集を務めながら、1946年に本書を執筆、本作は翌年にはタイロン・パワー主演で映画化された。他に長編小説が一作、フリーク・ショーに取材したノンフィクションやフーディニに関する著作がある。晩年はアルコール依存と病に苦しみ、1962年に非業の死を遂げた。


扶桑社ミステリー　ノワール作品近刊

ジム・トンプスン　『POP1280』
チャールズ・ウィルフォード　『拾った女』
エリオット・チェイズ『天使は黒い翼をもつ』
チャールズ・ウィルフォード『コックファイター』

【著者紹介】
ウィリアム・リンゼイ・グレシャム : １９０９年、米国メリーランド州ボルティモア生まれ。様々な職歴を経たのち、実録犯罪雑誌の編集を務めながら、１９４６年に『ナイトメア・アリー―悪夢小路』を執筆、本作は翌年にはタイロン・パワー主演で映画化された。他に長編小説が一作と、フリーク・ショーに取材したノンフィクションやフーディニに関する著作がある。晩年はアルコール依存と病に苦しみ、１９６２年に非業の死を遂げた

矢口誠 : １９６２年生まれ。翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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読書メーターレビュー

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  • nuit@積読消化中 さん

    読了日：2021/01/09

    こ、これは！ビザールだかノワールだかは私には分からないけど、とにかくすごい面白かった！！「ギレルモ・デル・トロ監督映画化！見世物小屋、タロット、降霊術…」と帯を見ただけの予備知識無しで勝手にダークファンタジーだろうと決めつけて読んでみたら、ホント、個人的に無茶苦茶ハマる正当な犯罪小説だった。なんで今までこの本の存在に気づいてなかったのか！？(オンデマンド版は前から？あったみたい)今回一般の私らにも手に取りやすい文庫で出してくれた扶桑社さんには感謝しかありません。しつこいようですが、面白い本をありがとう。

  • maja さん

    読了日：2023/05/14

    ｶｰﾆｳﾞｧﾙ巡回ｼｮｰの見世物小屋で働くｽﾀﾝ、限りない彼の野心は手段を選ばず、さらなるその先へと向かっていくが果して何を手にしているのか。各章に置かれるﾀﾛｯﾄｶｰﾄﾞの説明が意味深気で逃れられない枷をはめられるよう。野心の裏側に見え隠れする彼の空虚な姿が痛く、囚われてあがく姿の生々しさが怖い。初出は1946年とか。なんだか凄い。ｷﾞﾙﾚﾓ監督版と1947年映画版とあわせて読んだ。

  • hikarunoir さん

    読了日：2023/04/07

    再映画化でなく原作の映画化と認識。映像との違いは、時代的に過激な言葉で全編性的オブセッションが貫き、語り手の精神破綻が文体に漏れ出ている点。

  • De PalmaX さん

    読了日：2022/03/11

    めちゃくちゃ面白かった。降霊会のシーンは受ける側視点なので、イカサマだと分かっていてもハラハラドキドキする。マジックの種も仕掛けもある、けどそれが分からない！というのは映画も同じだなと思う。デル・トロがその辺を意識してるかは分からんけれど。楽しみ〜！！

  • 一柳すず子 さん

    読了日：2021/01/30

    1946年に書かれたノワール。主人公スタンは巡回カーニバルから霊界商法に手を染めて、運命の悪女に出会ってしまう。最後の痛烈な結末はお見事。巡回カーニバルの皆は意外といいやつが多かった。

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ウィリアム・リンゼイ・グレシャム

１９０９年、メリーランド州ボルチモアに生まれ、父親の仕事の関係でニューヨークに移る。高校卒業後、広告のコピーライターやパルプ雑誌への執筆などを行う。その後、スペイン内戦に国際義勇兵として参加。帰国後、セールスマンや奇術師、実録犯罪雑誌の編集者などを経て、１９４６年に初の著書である『ナイトメア・アリー

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