遺伝子学者が教えるケンブリッジ式絶対真実のダイエット

本書はダイエット本ではない。この本には、読者の体重を減らして著者を金持ちにしてくれるダイエットプランは載っていない。実際の話、この本はアンチ・ダイエット本だといってもいい。もしくは、エセ科学に立脚した偽ダイエット情報への「猛攻撃の書」と考えてもらってもかまわない。

目次 : 第１部　ジーンズが履けるか履けないか、それが問題だ（ジーンズがきつくなったのは遺伝子のせい？/ 肥満の原因はあなたの頭のなかにある/ すべてのカロリーは等価だが、なかにはより等価なものがある）/ 第２部　旧石器時代の夢（わたしたちはフリントストーン一家のような食事をすべきなのか？/ よいグルテン、悪いグルテン、卑劣なグルテン/ チーズをつくると祝福されるらしいよ）/ 第３部　食べものを汝の薬にすべし（「プラントベース」とビーガンは違う/ クレンズとデトックス/ アルカリ詐欺）/ 第４部　われらの時代の問題（これを食べてわたしのようになりましょう/ あなたに合ったダイエットとは？/ あなたの遺伝子が教えてくれる完璧なダイエット）

【著者紹介】
ジャイルズ・イオ : ２０年以上の研究実績を持つ遺伝子学者。食物摂取を脳がいかにコントロールしているかなど、肥満の研究を専門にしている。ケンブリッジ大学で博士号を取得したのち、脳が食物摂取をコントロールする重要な経路に関する先駆的な研究に参加した。近年では、こうした経路が個人によってどう違っているかや、食性や食習慣に遺伝子がどのような影響をあたえるかに研究の焦点を当てている。現在、ケンブリッジ大学ＭＲＣ代謝性疾患ユニットのゲノム解析部門主任。出身校であるウォルフソン・カレッジで教鞭も取っている。また、ＢＢＣの科学番組で司会者としても活躍中。現在は家族とともに、ケンブリッジ近郊の小さな村に住んでいる

矢口誠 : １９６２年生まれ。慶應義塾大学文学部卒。翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）