中高年ひきこもり 社会問題を背負わされた人たち 扶桑社新書

藤田孝典

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594083182
ISBN 10 : 4594083188
フォーマット
出版社
発行年月
2019年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
255p;18

内容詳細

40〜60代のひきこもりが61.3万人の衝撃!親との確執、パワハラで離職、うつ病…。ひきこもりの原因は多岐にわたるが、根本的要因は日本の独特な社会構造にあった!?“不寛容大国”ニッポンで増え続ける中高年ひきこもりの実態とは?年老いた親×ひきこもりの子ども=に解決策はあるのか?

目次 : 第1章 中高年ひきこもりとは何か(中高年ひきこもりは、支援や社会の受け皿が不足/ 内閣府中高年ひきこもり調査 ほか)/ 第2章 中高年ひきこもりの実態(“香取由美さん(仮名・41歳・女性)の場合”/ “大川良雄さん(仮名・49歳・男性)の場合” ほか)/ 第3章 なぜ中高年ひきこもりが生まれるのか(女性のひきこもり問題とジェンダー、性的マイノリティ/ 労働問題との関連〜パワハラ、リストラ、ブラック企業 ほか)/ 第4章 中高年ひきこもりにどう向き合えばいいのか?(当事者の声からひきこもり支援のあり方を考える/ 当事者発信のぼそっとプロジェクトについて ほか)

【著者紹介】
藤田孝典 : 1982年生まれ。NPO法人ほっとプラス代表理事。聖学院大学人間福祉学部客員准教授。反貧困ネットワーク埼玉代表。ブラック企業対策プロジェクト共同代表。厚生労働省社会保障審議会特別部会委員(2012年度)。ソーシャルワーカーとして現場で活動する一方、生活保護や生活困窮者支援のあり方に関する提言を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゆうゆう さん

    子供の頃、中高生での不登校経験が、まったく関係ないことから理解してないと始まらない。職場具合によって、誰もがなる、それこそ運が悪いからなるくらいのものではないか。個人的には、ひきこもり、うらやましい…と思う感覚も、疲れている証拠なのかもしれない。生きるって大変。

  • naka さん

    ふと気になって読んでみました。アンケートで書かれたコメントが数多く引用されていて、生の声から問題の根深さを感じました。ひきこもりになることは人ごとではないなと思う一方で、フォローする周りについても、いい関係を作るのが難しい割に膨大な時間が必要であり、状況も変えにくそうであり難しさが分かりました。

  • 牧神の午後 さん

    明日は我が身、というくらいに他人事ではない。格差拡大と雇用・労働問題というのが背景にあるのだが、勿論、それだけはなく家族との関係や幼少〜青年期のいじめ・虐待等の体験、精神疾患等々複合的な要因が絡んでくるそれこそ十人百色なくらいに、引きこもる事情は人それぞれで、それ故にこそ必要な支援もケースバイケース。こうした人たちを切り捨てるのか、生きていていいんだよと暖かく包めるか?というのは、個人の価値観、では片づけたくない。

  • shushu さん

    青少年ばかりクローズアップされてきたが、実際多くなっている中高年ひきこもり。職場環境の劣化が引き起こしていることも多い。今は違ってもそうなる恐れが多くの人にあると思う。これも親に恵まれるかどうかで経過が違ってくるのが痛い。

  • しかっくま さん

    斎藤環先生の同名の著を読む前にこちらを。40歳以上のひきこもりにスポットが当たることになった内閣府の調査に加えて、当事者、及び支援者や専門家へのインタビューによって、それがどういう人・状態で、どんな過去を持ち、何を感じ考え、何に困り、どう向き合っているのか、考察されている。また、副題にある通り、劣悪な労働環境、ジェンダー、行政的な支援の不備不足などの社会問題が強く影響しているとして、最後に社会への提言のまとめがある。数人の意見とはいえど、当事者や一線の支援者の言葉をそのまま伝えようと務めている点が良い。

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