自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う 扶桑社新書

小笠原理恵

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594082888
ISBN 10 : 4594082882
フォーマット
出版社
発行年月
2019年08月
日本
追加情報
:
239p;18

内容詳細

予算不足で隊員も制服も装備も弾薬も足りない!災害派遣やPKO活動を通し、多くの国民から尊敬される一方で彼らはずっと耐え忍んできた…。気鋭の国防ジャーナリストが警鐘を鳴らす自衛隊が抱える「働き方改革」の課題。

目次 : 第1章 “ブラック公務員”の実態(自衛隊のトイレは駐屯地によってはトイレットペーパーが常備されていない/ 予算不足でトイレを「封鎖」してしまう基地も ほか)/ 第2章 自衛隊員のセーフティネット(紛争時、自衛官の防衛出動手当はいくらもらえるのか?/ 自衛官が戦場で負傷をしたら保険はいくら下りるの? ほか)/ 第3章 自衛隊の戦力は本当に世界6位なのか?(自衛隊の射撃訓練はクレー射撃の選手より撃つ回数が少ない/ 自衛隊の「武器・弾薬・燃料・人員」は十分か? ほか)/ 第4章 見えない法律に縛られる自衛隊(朝鮮半島有事の“武装難民”に自衛隊は発砲できない/ 防衛省で襲われた自衛官が銃に実弾さえ入れられない悲哀 ほか)/ 第5章 自衛隊は「虐げられる存在」なのか?(訓練するほど騒音反対運動が起きてしまうジレンマ/ 制服自衛官は人目を憚って昼食を摂る ほか)

【著者紹介】
小笠原理恵 : 国防ジャーナリスト。香川県高松市生まれ。関西外国語大学卒業後、広告代理店勤務を経て、Webデザイナーやフリーライターとして活動を開始。2009年、政治や時事問題を解説するブログ「キラキラ星のブログ(“月夜のぴよこ”)」を開設し注目を集める。2014年からは自衛隊の待遇問題を考える「自衛官守る会」を主宰し、毎年、多くの国会議員の協力を得て「緊急出動のある自衛官の官舎の改善に関する請願」を付託。この請願を基礎に、自衛隊が抱えるさまざまな問題を国会に上げる地道な活動を行っている。現在、Webメディア日刊SPA!にて「自衛官のできない100のこと」を連載しているほか、日刊SPA!の連載で問題提起した基地内のトイレットペーパーの「自費負担問題」は国会でも取り上げられた。日本習字財団にて書道教授・ペン字教授・墨画脩伝教授の免許を持ち、「書、ペン字、墨画」の指導を行う。雅号は「静苑」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • absinthe さん

    恐ろしくもドケチな日本の行政、自衛隊への脅迫的な予算削減。自衛隊の意見を言えない立場を悪用し、必要経費がどんどん削減されている。転勤の引っ越しやPKF保険も自腹となる。震災の救助活動では大量の備蓄が使用されたが、災害時の消費に対して特別な予算を組めないため、備品をそろえるために隊員の給与が削減された。災害救助で使用された備品費は隊員の自腹に近い形となった。事実を話すと米軍は笑い出してジョークだと思い込んで最後まで信じなかったと言う。

  • ごへいもち さん

    絶対服従みたいな資質が、求められているように見えるから不合理な事も耐えてしまうのかなぁ

  • 神在月 さん

    これは多くの人に読んでほしい。、というか読まねばいけない本だと思うな〜。災害などがおこると真っ先に自衛隊に頼るくせに、その自衛隊の実態を知ったらあまりのことに驚くこと必至。他の国と比べるとあまりにも自衛隊が気の毒。これでは国を守りたいという純粋な気持ちすら疲弊してしまうではないか!なんとかしなくてはいけないと心から思う。

  • 犬養三千代 さん

    自衛隊は軍隊ではなく行政機関の一つでしかない。なので予算に縛られ自衛隊員がトイレットペーパーを自ら買うということが結構知れ渡った一冊。、雑誌の連載でえートイレットペーパー?!と驚いた。その節約は隊員の健康、車両の劣化にまで及ぶ。常に足りていない人員。熊本の支援に東北からトラックで4日もかけて行くか?新幹線のお金も出ない。明治の鉄道か兵隊さんを輸送したのとおお違い。朝鮮半島有事はなければいいがその想定も金不足は痛い。

  • 乱読家 護る会支持! さん

    自衛隊は、いざとなったら自分の命を犠牲にしてでも日本国民を守る仕事。 当然、日頃の訓練も過酷であり、訓練中の殉職者もおられます。 なのに、民間企業よりも給与は低く、トイレットペーパーさえ自費で買わないといけないという、ブラック企業でもありえへん労働条件で自衛官は働いておられます。 当然ながら優秀な自衛官はどんどん辞めていかれます。 期末になると燃料不足で出航できない護衛艦、クレー射撃の選手よりも少ない自衛隊の射撃訓練など、いざ有事になった時には戦えない状況にもなっているようです。

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小笠原理恵

国防ジャーナリスト。香川県高松市生まれ。関西外国語大学卒業後、広告代理店勤務を経て、Webデザイナーやフリーライターとして活動を開始。2009年、政治や時事問題を解説するブログ「キラキラ星のブログ(“月夜のぴよこ”)」を開設し注目を集める。2014年からは自衛隊の待遇問題を考える「自衛官守る会」を主

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