世界標準の戦争と平和 初心者のための国際安全保障入門

烏賀陽弘道

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594082338
ISBN 10 : 4594082335
フォーマット
出版社
発行年月
2019年10月
日本
追加情報
:
319p;19

内容詳細

国際社会は「経済力」「政治力」「情報力」「軍事力」=「力」のぶつかり合いである。それぞれが「国益」を最大化しようと主張と行動を繰り広げる。そんな現実のなかで生き残るための思考の方法を、初心者でも理解できるよう基礎から丁寧に説いていく。目からウロコの話が満載。

目次 : 第1章 海と核兵器(「陸」「海」「空」でもっとも重要なのは?/ 「海」が重要な理由 ほか)/ 第2章 シーパワーとランドパワー(地政学という考え方/ 国際標準で言う地政学の位置 ほか)/ 第3章 「安全保障イコール軍事」という誤解(安全保障政策は包括的/ クライシス=セキュリティが破れた状態 ほか)/ 第4章 ケーススタディ 尖閣諸島(尖閣諸島と中国の戦略的動機/ ビッグピクチャーで見る ほか)/ 第5章 普遍的な見方(本音の見極め方/ 異文化とは不可解なものである ほか)

【著者紹介】
烏賀陽弘道 : 1963年、京都市生まれ。京都大学経済学部卒。1986年、朝日新聞社に入社し名古屋本社社会部などを経て1991年からニュース週刊誌『アエラ』編集部員。1992年に米国コロンビア大学国際公共政策大学院に自費留学し、軍事・安全保障論で修士号を取得。1998〜1999年に『アエラ』記者としてニューヨークに駐在。2003年に退社してフリーランスの報道記者・写真家として活動している。これまでに19冊の著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • サトシ@朝練ファイト さん

    随分と勉強になりました。「陸海空」のうち、現代の国際安全保障政策でもっとも重要な空間は「海」であり、その理由は・・・。安全保障イコール軍事ではなく、国際安全保障政策は「経済」「外交」「情報」「メディア」を包括的に網羅した「総合政策」である。本の内容事態はかなり取っつきやすいので飽きることなく読み進められます。

  • こも 零細企業営業 さん

    難しかった。初めて知った事が多い。海が重要な理由とか、空母がどういう事だったのか。。トランプが空母をあの海域に出した理由とか今ならわかった。

  • wiki さん

    素人とプロをつなぐ良書。先だっての安全保障関連法案の議論に際し、いかに常識外れの論が横行していたか。国を縛る法律がない以上、国際社会で戦争ほかを防止するには「『それを実行したら損だ』と思わせるしか方法がありません」と。そうした抑止力の一つに「皆殺しに遭う損」の存在する核がある現実も執筆している。だが人間不信の塊たる存在の核は、人類として断固廃絶するとの意思は必ず持つべき。互恵的かつ分配的な経済的文化的にも親近感を抱く信頼関係を何とか築いて「それを実行したら損」と思わせる外交努力は官民ともに推進すべきだ。

  • Satoshi さん

    著者のYoutubeチャンネルを見て、本書に興味を持った。尖閣諸島問題に関する考察は目から鱗だった。中国の脅威を殊更に強調することは世論をミスリードしかねない。日本国内に米軍基地があることは「アメリカが日本を守ってあげている」だけでなく、「アメリカの安全保障上でも重要」なことなので、互いにWin-Winである。中国がアメリカや日本に戦争するメリットはなく、中国漁船によるEEZ内での操業は韓国や台湾のほうが深刻であり、韓国では死者が出るほどの事態になっている。本書を読むまで知らなかったことばかりだ。

  • SGM さん

    まったく安全保障云々を知らない自分にとっては世界の見方や認識が変わる本であった。まず排他的経済水域や接続水域、領海の違いや領海の無害通航について知るだけでも中国が尖閣諸島にやってきてる!侵略だ!といったリスク過剰な考えに陥らずに冷静に対応できるようになるのではないだろうか(もちろん中国が脅威ではないということではない)。本書で述べられているように米国は政権が変わることでガラリと政策指針が転換される。日本も米国に阿諛追従するのではなく、自国の防衛力を拡張しながら狡猾(現実)的に外交をしていかないといけない。

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烏賀陽弘道

1963年1月京都市生まれ。2003年に早期退職。以後フリーランスの報道記者・写真家として活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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