フィギュアスケート 氷の上で感じた世界

小塚崇彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594081461
ISBN 10 : 4594081460
フォーマット
出版社
発行年月
2019年12月
日本
追加情報
:
256p;19

内容詳細

2011年世界選手権銀メダリストの小塚崇彦氏が、自身の長年の体験をもとに、
今までにない視点からフィギュアスケートの技術や見どころ、試合の流れや
選手の心理などを解説した一冊。
自らブレードの開発にも携わるほど探究心旺盛な著者が、
スケートの基本からマニアックなポイントまで、深掘り解説します。

滑りやすい氷・滑りにくい氷とは? ジャンプリカバリーの練習法、
靴の中で足はどうなっている? 緊張を集中に変える方法、
コーチやトレーナーの役割、ドーピング検査について…etc.
「フィギュアスケートLife」連載に大幅加筆、小塚家秘蔵写真も掲載!


★目次より

はじめに

第1章 フィギュアスケートを構成するさまざまなテクニック

4回転ジャンプ、僕の場合
多種類の4回転時代について思うこと
ルッツとフリップの跳び分け
スピンは、練習すればするだけうまくなる
ステップシークェンスの変化
ステップシークェンスでうまく見せる技術
コンパルソリーというもの
「スケーティング」という言葉が指す2つのもの
スプレッドイーグルについて
氷上の遊びの中から覚えること

第2章 ルールや採点を理解してスケートを観る

採点方法やルール変更には臨機応変に対応する
『テクニカル パネル ハンドブック』を読む
GOEとレベルは表裏一体
ジャンプのリカバリーの練習
演技構成点を“料理”に見立ててみる
演技構成点における「スケート技術」とは
「技術点」と「演技構成点」の関係
18−19シーズンのルール改正を振り返って
19−20シーズンのルール改正について
振付けのトレンドや時代の流れ
現役選手の演技の、ここを見ている

第3章 選手は試合でこう過ごしている

公式練習では、リンクをチェック
“締まった氷”と“温度が低くて硬い氷”の違い
緊張を集中に変える
緊張にまつわるさまざまなこと
滑りやすい滑走順について
演技後の一連の流れ
ドーピング検査
試合後のお楽しみ、バンケット
怪我と気持ちとの関係

第4章 シーズンオフもオフではない

シーズンオフも、忙しい
プログラム作り
サンドラ・ベジックとの出会い
表現は、積みあがっていくもの
衣装について
オフだからこそのトレーニング

第5章 選手が覚醒するとき

選手として本気になるまで
橋大輔、荒川静香との練習が契機に
ライサチェクと一緒に練習した3か月
3枠を維持し続けるために
2010年バンクーバーオリンピック
代表発表から五輪開幕まで
日本代表の男子シングル3人

第6章 成熟した選手として

身体的な衰えを感じることについて
2つの練習方法を確立
2011年世界選手権での銀メダル
もう一度オリンピックをめざして。そして……
オリンピックを逃した先にあるものを求めて
『イオ・チ・サロ』で臨んだ2度の全日本選手権

第7章 スケーターを支える人たち

スケートファミリーに生まれて
佐藤信夫コーチ、久美子コーチ
佐藤チームの面々
フランク・キャロルコーチとラファエル・アルトゥニアンコーチ
フィギュアスケート選手のトレーナー
出水慎一トレーナーと出会って
ライバル選手たちが同じリンクで練習するとき
同世代のスケーターたち
日本のフィギュアスケーターたちの系譜

第8章 唯一の道具、スケート靴とブレード

スケート靴と、靴の中のさまざまなこと
勝負のための唯一の道具、靴とブレード
ブレード開発について
スケート靴。僕のメーカー遍歴
スケート靴の開発

おわりに
脚注
小塚崇彦年表

【著者紹介】
小塚崇彦 : 1989年2月27日、愛知県名古屋市生まれ。フィギュアスケート選手だった祖父と両親の影響を受けて5歳から本格的に競技に取り組み、2005年ジュニアGPファイナルと2006年世界ジュニア選手権で優勝。シニア参戦後は2010年バンクーバー五輪8位、2010年全日本選手権優勝、2011年世界選手権では銀メダルを獲得する。2015年全日本選手権を最後に現役を引退。2016年中京大学大学院修士課程修了(体育学)。現在はトヨタ自動車所属。スケートのブレード開発やJOCオリンピック・ムーブメントアンバサダーなど多方面で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 旅するランナー さん

    ジャンプの種類と習得順、滑りの伸びとキレ、スケート靴の臭い、スケーターやコーチたちの人柄...第一線で活躍してきた小塚選手だからこそ語れるスケーターの本音本質本性。フィギュアファンには本当に興味深いし、滑る人には本格的な気づきにつながるんじゃないでしょうか。フィギュア観戦に深み面白み凄みを与えてくれる、爽やかな良書です。

  • Koning さん

    小塚君の雑誌連載からの単行本。章題で見るとスケートを見る時こういうところを見るとより楽しいよ。と見えるがそれだけでなく、サラブレッドといわれた程のディープな環境だったからこそわかる事を書いていて、いろいろ目から鱗。

  • ときわ さん

    題名通り、小塚さんが氷の上で過ごした日々を語ってくれている。その時々のことを説明してくれていていろいろ思い出した。一緒に戦っていた人たちのこともさらっとだが触れていて、懐かしい。ブレードの開発について考え始めたきっかけが、無良さんが現役時代にやっていたことからだったとは!そのことを相談していて何とかならないかと始めたのだそうだ。モノづくり愛知とよく言われるが、育った風土というものがあるのかもしれない。スケート靴の開発も始めているそうだ。巻末の「小塚崇彦年表」がとても面白かった。

  • 月華 さん

    図書館 図書館で見て借りて来ました。小塚崇彦年表が裏話の雰囲気満載で楽しかったです。6.0点採点時代。全日本が満員になる前の時代を経験されているとの事。全日本は昔は無料だったとどこかで見たのを思い出しました。

  • Melody_Nelson さん

    友達に借りた本。元・選手の本にしては良い方の部類。元トップ選手ならではの(マニアックな)記述もあったし、巻末にまとめられた注釈も含め、なかなか楽しめた。

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小塚崇彦

1989年2月27日、愛知県名古屋市生まれ。フィギュアスケート選手だった祖父と両親の影響を受けて5歳から本格的に競技に取り組み、2005年ジュニアGPファイナルと2006年世界ジュニア選手権で優勝。シニア参戦後は2010年バンクーバー五輪8位、2010年全日本選手権優勝、2011年世界選手権では銀メ

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