一緒にお墓に入ろう

江上剛

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594080792
ISBN 10 : 4594080790
フォーマット
出版社
発行年月
2018年10月
日本
追加情報
:
383p;19

内容詳細

大手銀行の執行役員にまでのぼりつめた大谷俊哉。東京で勝ち馬に乗った人生を歩んできたものの、仕事への“情熱”など、とうに失われている。妻はもとより、十数年来の愛人・麗子との関係もマンネリ化。そんな中、兵庫県丹波にある実家の母が死んだ。地元で暮らす妹は嫁いだ身を理由に、墓を守るのは長男の役目だと言って譲らない。妻は田舎の墓に入りたくないと言い出す。ああ、俺にはお前しかいない…「一緒に墓に入ってくれ」。麗子に勢いで言ってしまった。そして、順風満帆だったエリート人生が狂い始める…。「墓じまい」をテーマに描く、大人の人生ドラマ―。

【著者紹介】
江上剛 : 作家。1954年、兵庫県生まれ。’77年、早稲田大学政治経済学部卒業。第一勧業(現みずほ)銀行に入行し、’03年の退行まで、梅田支店を皮切りに、本部企画・人事関係部門を経て、高田馬場、築地各支店長を務めた。’97年に発覚した第一勧銀の総会屋利益供与事件では、広報部次長として混乱収拾とコンプライアンス体制確立に尽力、映画化もされた高杉良の小説『呪縛 金融腐蝕列島2』のモデルとなる。銀行在職中の’02年、『非情銀行』(新潮社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おしゃべりメガネ さん

    主人公「俊哉」は大手銀行執行役員を務めており、愛人「麗子」との関係も若干マンネリ気味に。そんな中、実家の母が亡くなり、供養だ納骨だで色々と騒がしい状況に。妻「小百合」は墓に一緒に入らないと言い出し、事態はますます悪化していきます。読んでる自分が還暦近いわけではないせいか、イマイチ自分の環境、立場が想像できず、ちょっと軽く読んでしまいました。しかし、主人公と同じような年代、年頃になると本作に書かれているようなコトがグッとリアルに感じられるんでしょうね。最終的には誰にも感情移入できぬまま、読了となりました。

  • モルク さん

    63歳、メガバンクの常務である主人公には13年来の愛人がいる。田舎に一人暮らしていた母が急死したことにより、東京で暮らす彼も長男であることから墓問題が起こる。妻は田舎の墓には入りたくないという。だが、主人公の軽口から愛人は一緒の墓に入りたいという。さてそれからすったもんだが始まる。終活そして我が家も抱えている墓じまいの問題。出来ることなら目を閉じて見ない振りしたいけど、子供に迷惑かけられないし、私の代で何とかしなければと思いつつ読んだので、その部分は参考になった。

  • ゆみねこ さん

    大手銀行の常務執行役員に上り詰めた男・大谷俊哉。実家の母の死をきっかけにお墓問題勃発。妻の言い分、愛人との関係。ドタバタ喜劇ですが、今の時代の墓地問題は良く分かります。

  • nana さん

    終始主人公にイライラしながら流し読み。あんまり好きな話ではなかった。お墓に関する現状がわかってよかった。

  • じょんじょん さん

    前期高齢者直前年代に起きる様々な問題、課題が満載な作品です。親の介護、臨終、葬式、墓、兄弟親戚との関係、相続、墓、墓じまい、それに主人公の浮気愛人問題と銀行役員人事問題に仕事の墓地開発に関係した詐欺事件がからまって、てんこ盛りです。自分も母親の自宅介護5年、施設介護5年、そして看取り、葬式、納骨と経験したので、理解できる部分も多かったですが、昭和的な愛人問題、大企業役員問題はさっぱり理解できなったです。エンディングもあれよあれよという感じでした。(自分は幸いにも財産分与とか親戚問題はなくてよかったです。)

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人物・団体紹介

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江上剛

1954年、兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。77年、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。人事、広報を経て、築地支店長時代の2002年に『非情銀行』で作家デビュー。03年に同行を退職し、執筆生活に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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