一気に読める「戦争」の昭和史 1937〜1945 扶桑社新書

小川榮太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784594079956
ISBN 10 : 4594079954
フォーマット
出版社
発行年月
2018年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
438p;18

内容詳細

急激に、世界の列強に躍り出た日本。英米独ソ、中国共産党の様々な策謀に翻弄されながら見たアジアの大帝国出現の夢…。しかし、最も冷徹な戦略眼を持つべきエリートたちにそれが全く欠けていた。節度と戦略なき外交が招いた日本の破滅。「戦争」と昭和史を戦略的観点で分析する!日本はなぜ「判断」を誤ったのか?

目次 : 序章 予兆―日本の命運を分けたもの/ 第1章 勃発―「世界大戦」という荒波へ/ 第2章 悪路―なぜアメリカと敵対したのか/ 第3章 日米開戦―日本の快進撃で幕が上がる/ 第4章 苦戦―終わりなき前線での死闘/ 第5章 終戦―何を守り、何を失ったのか

【著者紹介】
小川榮太郎 : 文藝評論家。一般社団法人日本平和学研究所理事長。昭和42(1967)年生まれ。大阪大学文学部卒業、埼玉大学大学院修了。専門は近代日本文學、十九世紀ドイツ音楽。平成29(2017)年、フジサンケイグループ主催の第18回正論新風賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 鯖 さん

    イデオロギーを排して先の大戦について列挙していく本。「GHQはソ連工作員のすくつだったため、戦後日本は著しく赤化した」イデオロギーとは。分かってて読んだのでまあいいんですけど、著者の主張は飛ばし読みして流れをつかむのにはよい。「国力不相応の戦いには身を任せない強さを持つことが必要」それはそう。「日本は国や人を根絶やしに叩きのめすというアメリカのような戦争観を持つことができなかったため負けた」国力不相応だったって自分でゆってたじゃないですかヤダー。人の醜さは国や民族に起因するものではないと最近特に強く思う。

  • tnyak さん

    満洲事変から終戦までを、当時の世界情勢と絡めながら分かりやすく解説した良書。日本の立ち位置や戦略方針はどうだったか、と歴史に問いかけながら綴られた、たいへん優れた昭和戦争記述書です。第五章の関行男隊長の遺書、涙しながら何度も何度も読み返しました。

  • ヴァン さん

     満州事変から、日中戦争を経て、日米戦争、敗戦までをたどる。満州事変を調査したリットン調査団は、日本に好意的な解釈もしている。真珠湾奇襲の作戦完遂の段階で日米交渉に持っていくべき分岐点があったのかもしれない。本書は全体的にあっさり書いているので、詳述した他の類書を読むと戦争の時代の輪郭が鮮明になる。

  • 新父帰る さん

    一気にではないが、読み応えのある書だった。著者はまえがきにも記しているように、特定の歴史観に縛られないように書くこと。日米戦争を「無謀で愚かな戦争」と断定しないこと等を信条に筆を進める。よって本書の歴史観は、著者の言葉を借りれば、歴史の各時点で立ち止まり、その時点での日本の立ち位置や戦略方針はどうであったか、それをどう定めるべきでだったかという、歴史と対話しながらの戦略的な思考実験を試みたと。小生の読書暦から照らして、このような昭和戦争史を読むのは初めてだ。初めて読んだ本として、この本に出会えて良かった。

  • notti0929 さん

    大東亜戦争を変に美化することもなく、また一方で自虐史観に囚われることもない、非常にバランスの取れた歴史書。当時の日本の政治 ・軍事指導者にもう少し中長期的なビジョンを描ける人材がいれば、、、。

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